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永野芽郁:注目の若手女優が目指す女優像や初恋について語る

映画 マンガ
映画「ひるなかの流星」に主演した永野芽郁さん

 女優の永野芽郁が初主演した映画「ひるなかの流星」(新城毅彦監督)がヒット中だ。今作は、少女マンガ誌「マーガレット」(集英社)で連載されたやまもり三香さんの人気マンガが原作で、東京に転校してきた田舎育ちの女子高生が、一見チャラそうな担任教師と、無愛想なイケメンの同級生と出会い、初恋を経験し成長する姿を描く。主人公の与謝野すずめ役を演じた永野さんに目指す女優像や作品にちなんで初恋などについて聞いた。

 ◇自身がスカウトされた地での撮影に運命を感じる

 永野さんは小学3年生のときに吉祥寺(東京都武蔵野市)でスカウトされたことで芸能界入りした。今作のロケ地として吉祥寺が使われていことについて、「芸能界に入ったきっかけの場所で初主演映画を撮れたことは、本当に縁があるなと感じました」と感慨深げに語る。

 連続ドラマの主演経験はあるものの、映画は今作が初主演となったが、「連続ドラマは基になるストーリーがあって、何話かの中でどんどん展開が変わっていく感じですが、映画は一人の人生が1時間半~2時間の間で、ギュッと濃厚に描かれている」と違いについて実感し、「見てくださった方に、すずめの成長をしっかり伝えるというのがすごく難しいなと感じて、(ドラマと映画では)気を付けるところは違ったような気がします」と話す。

 すずめは田舎育ちで恋を知らず、マイペースで真っすぐな性格という役どころだが、「自分自身と本当に似ているなというのがありました」と自身と役柄の共通点を見いだし、「自分がやると決めたことは真っすぐにやり遂げるところだったり、周りに流されないところはすごく自分と似ています」と分析する。

 そのほか、「思っていることはすぐに口に出します(笑い)」と似た部分があると話し、「すずめとはまたちょっと違うかもしれないですけど、そのときの状況を見て、その人のことが本当に大事だと思ったら思ったことを言いますが、、それを言ってその人が明らかに傷つくことだったり、言わない方にメリットがあるときはもちろん言いません」と説明する。「でも多分、結構言う方だと思います」と笑顔で明かす。

 すずめを演じる際には、「すずめは喜怒哀楽がすごく分かりやすい子ではないため、ちょっとした心の動きや感情の動きを、見てくれている人が何か感じるような表現の仕方をしなければいけない」と意識し、「ちょっと行き過ぎるとすすめじゃなくなっちゃうし、引きすぎてもすずめじゃない。微妙なラインをつかむまでは難しかった気がします」と振り返る。

 ◇先生と同級生、永野自身が選ぶのは?

 今作には、すずめの恋を巡る相手として、三浦翔平さん演じる転校先の担任教師・獅子尾五月と、ダンス&ボーカルグループ「GENERATIONS from EXILE TRIBE」の白濱亜嵐さん演じるクラスメートの馬村大輝が登場する。

 2人とのシーンで特に好きな場面について、「予告編でもあったんですけど、馬村が『お前、俺のこと好きになればいいのに』と言ってくれているシーン」と言い、「(そのシーンを撮ったのは)撮影がかなり進み、すずめと馬村の関係性がお互いにつかめてきているときでした」と説明する。

 続けて、「涙も、出さなきゃいけないというよりも、馬村の声を聞いて安心して涙が出てきちゃうというぐらいのところまでいけていました」と明かし、「胸キュンでもありながら、2人の関係性がうまく進んだところでもあるのかなと思います」と演技に手応えを感じていた。

 そんな馬村を見て、「もしかしたら(馬村は)自分に自信があるのかもしれないけれど、私から見ると(自信が)ない中で自分の気持ちをストレートに言えるのもすごいし、言わせるすずめもすごいなと思いました(笑い)」と感じた。一方、獅子尾の印象については、「すごく大人だし、大人だからこその葛藤、純粋に恋愛というだけではない葛藤があって、それを見ていると応援したくなりました」と表現する。そして、「応援しちゃいけないのかもしれないけど、なんか『獅子尾先生、頑張れ!』みたいな感じはありました」とほほ笑む。

 永野さん自身、獅子尾と馬村のどちらを選ぶ?と聞くと、「馬村です」と即答。「自分の前だけで見せてくれる姿がすごくいいなって。もっといろんな表情とか、引き出したいなと思っちゃうようなタイプはいいですね」と理由を説明する。

 ◇見ている人に驚かれるような役に挑戦したい

 今年は出演した映画の公開を数本控えている永野さん。目指す女優像は「毎回なりたい女優像が違って、今はいろんなものを吸収できる女優になりたい」と言い、「監督だったりキャストの皆さんだったり、周りを囲んでくださる人たちの環境によって、現場で感じることが毎回違うので、それに応じていろんなものを変えていける、そしていろいろ吸収できるような女優になりたいと思います」と力を込める。

 挑戦してみたい役は、「狂気的な役や、カッコいい刑事もやってみたいです」と目を輝かせ、「職業に就いている役をまだやったことがなくて、ふわふわしている女の子のイメージが皆さん強いと思うので、(見ている人に)『あっ、同一人物か』と思われるような役に挑戦できたらいいなと思います」と希望を語る。

 今作は初恋がテーマだが、「初めてだから何もかも分からなくて、いいことでも悪いことでも泣いているイメージ。ちょっとしたことで傷ついて、ちょっとしたことで喜ぶ感じかな」と永野さんは自身の初恋イメージを語り、「初恋は喜怒哀楽が激しい。そういう部分ではすずめは(意外と冷静で)珍しいタイプなのかもしれない」と分析する。

 永野さんの初恋は? 「小学2年生のとき同級生です。サッカーがすごくうまくて。女子からモテる要素に、サッカーがうまいというのは基準に入っていました」と笑顔を見せる。

 今作について、「恋していた人でもいいし、恋している人でもいいし、恋したいなって思う人でもいいし、多分皆さんに当てはまるものが多い映画」と言い、「恋愛映画だけれど、胸キュンだけじゃなくて、切ないところもあって、みんなが初恋をしてきたと思うんですけれど、初めて恋したときのいろんな感情を思い出させてくれるのではと思います」と見どころを語る。

 自身が演じたすずめの注目ポイントについては、「田舎から東京に出てきて、すずめがどんどん女の子らしく恋をすることによって変わっていくんですけれど、女の子らしくなっていくすずめを、お母さんのような目で見守ってほしいなと思います(笑い)」とメッセージを送った。映画は全国で公開中。

 <プロフィル>

 1999年9月24日生まれ、東京都出身。2015年に公開された映画「俺物語!!」のヒロイン大和凜子役で注目を集め、16年にはドラマ「こえ恋」(テレビ東京系)でドラマ初主演を飾る。「カルピスウォーター」や「UQモバイル」などCMにも数多く出演。主な出演作に、「るろうに剣心」(12年)、NHK大河ドラマ「八重の桜」「真田丸」など。今年は出演した映画「PARKS パークス」(4月22日公開)、「帝一の國」(4月29日公開)、「ピーチガール」(5月20日公開)などの公開が目白押し。

 (取材・文・撮影:遠藤政樹)

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