坂道のアポロン:人気マンガがHey! Say! JUMP知念主演で実写映画化 中川大志、小松菜奈も出演

「坂道のアポロン」の実写映画版に出演する中川大志さん(左)と小松菜奈さん
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「坂道のアポロン」の実写映画版に出演する中川大志さん(左)と小松菜奈さん

 テレビアニメ化もされた小玉ユキさんのマンガ「坂道のアポロン」が、実写映画化され、人気グループ「Hey! Say! JUMP」の知念侑李さんが主演を務めることが28日、明らかになった。知念さんは、映画「金メダル男」で内村光良さんとダブル主演を務めたことはあるが、単独での映画主演は初めて。高校1年生の西見薫を演じる。中川大志さんが、荒くれ者で薫の親友になる川渕千太郎、小松菜奈さんが、薫が思いを寄せる迎律子をそれぞれ演じ、「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」「ホットロード」などの三木孝浩監督がメガホンをとる。2018年に公開。

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 同作はジャズがテーマで、ピアノを弾く薫を演じる知念さんは、昨年9月からピアノの練習を開始し、電子ピアノを購入して練習に励んでいるという。知念さんは「脚本を読んだ時、最近の実写化映画にはない素朴さや繊細さが魅力的な作品だと感じました。そんな魅力を伝えられるよう三木監督の元ですてきなキャストの皆さんとともに演じていきたいと思います。この作品でキーとなるジャズは絶賛練習中です。主人公のようにジャズを楽しみながら撮影していきたいと思います」と意気込んでいる。

 中川さんが演じる千太郎は、ジャズドラマーという設定。中川さんは小学生のころに1年だけドラムを習った経験はあるが、ジャズドラムは未経験で、昨年7月から練習を開始。電子ドラムを購入し、練習しているといい、「初めて『坂道のアポロン』に出合った時、エネルギッシュで情熱的なジャズ、はかなく、繊細な人間関係に、一気に心を奪われました。僕自身、もともと音楽が好きだったので、役を通して音楽も表現できるこの作品に参加できることがとてもうれしいです。千太郎のたたく力強く語りかけてくるようなドラムを、スクリーンで思いっきり表現できるよう全力で臨みたいと思います」と話している。

 「坂道のアポロン」は、都会から長崎県佐世保市に引っ越してきた転校生で、周囲に心を閉ざしがちな主人公・薫が、千太郎や律子と出会い、成長していく姿を描いたマンガ。ジャズがテーマで、薫、千太郎が音楽活動を通じて友情を深めていく。「月刊flowers」(小学館)で07年11月号~12年3月号に連載され、「このマンガがすごい!2009」のオンナ編で1位を獲得。テレビアニメが、フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で12年4~6月に放送された。

 映画は、4月末にクランクインし、6月中旬にクランクアップ、9月に完成予定。公開は2018年を予定している。

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