注目映画紹介:「劇場版FAIRY TAIL -DRAGON CRY-」 熱いバトルや“お約束”も

「劇場版FAIRY TAIL -DRAGON CRY-」の一場面(C)真島ヒロ・講談社/劇場版フェアリーテイルDC製作委員会
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「劇場版FAIRY TAIL -DRAGON CRY-」の一場面(C)真島ヒロ・講談社/劇場版フェアリーテイルDC製作委員会

 真島ヒロさんの人気マンガ「FAIRY TAIL(フェアリーテイル)」の劇場版アニメ「劇場版FAIRY TAIL -DRAGON CRY-」(南川達馬監督)が6日、公開される。原作者の真島さんが描き下ろした約200ページにもおよぶネーム(マンガの下書き)を基に作られたオリジナルストーリーで、主人公のナツ・ドラグニルが半身が竜と化した姿になって戦うなど、熱いバトルが繰り広げられる。

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 「フェアリーテイル」は、「週刊少年マガジン」(講談社)で2006年から連載中で、コミックスの累計発行部数は全世界で6000万部以上を誇る人気マンガ。滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)で火を操るナツやヒロインのルーシィ・ハートフィリアら魔導士ギルドのフェアリーテイルのメンバーが、さまざまな依頼を解決しながら成長する姿が描かれている。テレビアニメ第1シリーズが09~13年、第2シリーズが14~16年に放送され、12年に劇場版第1作「鳳凰の巫女」が公開された。

 劇場版の新作「DRAGON CRY」は、人間たちに葬られたドラゴンたちの怒りが宿る杖(つえ)・ドラゴンクライを巡る物語が展開される。世界を滅ぼすほどの力を秘めるというドラゴンクライが、反逆者・ザッシュによって奪われ、ステラ王国の国王・アニムスの手に渡ってしまう。ドラゴンクライ奪還の依頼を受けたナツたちは、ザッシュを追ってステラ王国に潜入。ドラゴンクライを巡る攻防が繰り広げられる。

 既に公開されている予告でも、ナツが背中に大きな羽を生やし、赤いうろこに覆われ、半身が竜と化した姿が公開されているが、“真の力”が目覚めたナツによる迫力の戦闘シーンが見どころの一つになっている。超高速で宙を飛ぶ鉄球に乗るガプリなど強敵が続々と登場する中で、グレイ・フルバスターやエルザ・スカーレットらフェアリーテイルのメンバーのそれぞれの活躍もファンにはうれしいところだ。グレイに思いを寄せるジュビア・ロクサーがグレイに迫るコミカルな場面やルーシィのちょっとセクシーなシーンなど“お約束”も盛りだくさんで、「フェアリーテイル」の魅力が詰め込まれている。

 来場者特典として、真島さんが劇場版のために描き下ろしたネームを収録した冊子がプレゼントされるのだが、このネームも読み応えがある。ネームとアニメでは多少異なる場面もあって、アニメを製作する中で調整したのかもしれない……などと想像しながら読んでみると面白いかもしれない。

 テレビアニメ版と同様に、柿原徹也さんがナツ、平野綾さんがルーシィを演じるほか、釘宮理恵さん、中村悠一さん、古川慎さん、悠木碧さんらも声を担当している。6日からTOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)ほか全国で公開。(小西鉄兵/MANTAN)

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