水谷豊:構想40年の初監督作品に感無量 「手が届く夢だった」と実感

映画「TAP -THE LAST SHOW-」プレミアムイベントに監督として登場した水谷豊さん
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映画「TAP -THE LAST SHOW-」プレミアムイベントに監督として登場した水谷豊さん

 俳優の水谷豊さんが初めて監督を務めた映画「TAP -THE LAST SHOW-」(6月17日公開)のプレミアムイベントが14日、東京・表参道ヒルズで行われ、主演も務めた水谷さん、北乃きいさんら出演キャストが登場。水谷さんは「“監督の役”をやっているような気がする」と照れ笑い。「20代で思い描いた夢」という映画監督について「手が届かない夢だと思っていたんですが、ついに。手が届く夢だったなというのが実感ですね」と、思いの丈を語った。

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 映画は、ショービジネスの世界を舞台にした元天才タップダンサーと若きダンサーの師弟の物語で、水谷さんが23歳の時に思いついたストーリーが基になっている。イベントでは、特設ステージに、総勢500人が参加したオーディションによって選ばれた若手ダンサー役の新人キャストが集結。オープニングアクトとしてタップダンスを生披露した。イベントには六平直政さん、前田美波里さん、岸部一徳さんらも登場した。

 初の監督業について水谷さんは、20~40代にかけて3回挑戦したものの、いずれも頓挫したことを明かし、「手に入らない夢だと思って諦めた」と述懐。「60代になって、今のプロデューサーに茶飲み話として話したら、異様な興味を示してくれた。夢を手に入れるために思い続ける大切さを、この作品が教えてくれた」と経緯を熱弁。さらに「今まで実現してなくてよかったな。この年齢だからこのダンサーとキャストとも出会えた。スタッフとも今の僕だから出会えた」と、スタッフやキャスト陣に感謝していた。

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