卓球の張本智和選手(13)が、スポーツの各分野で優れた成果を挙げた人に贈る「平成28年度JOCスポーツ賞」の「新人賞」に選ばれ、9日に行われた表彰式に出席した。張本選手は先日行われた「2017世界卓球選手権」でベスト8という成績を残し、ポイントが決まった時の雄たけび“チョレイ”も注目を集めた。おととい、帰国したという張本選手は「昨日と今日、普通に学校に行きました」と報告。報道陣から「帰国してから“チョレイ”となったことは」と聞かれ「友達におめでとうって言ってもらった時です」と笑んだ。
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さらに、張本選手は、友達がチョレイをまねることも明かしながら「まねしてくれるのはいいけど、バカにされてる感じもするので、バカにはしないでほしい」と苦笑しながら訴えた。ベスト8という成績には「まさかベスト8にいけるとは思っていませんでした。結果はうれしいけど、あと一歩でメダルだったので悔しいです」と胸の内も明かした。ランキングが69位から39位にアップしたことについて聞かれると「もっと上に行きたい! 3年後までにもっともっと強くなって東京五輪に出たいです」と意欲を語った。
「最優秀賞」に選ばれたレスリングの伊調馨選手は式で「(順番が)最後に表彰されて、気持ちがいいです」とにっこり。「アスリートはいろいろな方たちのサポートが必要です。2020年(の東京五輪)に向けて、皆さんと頑張っていきます」と笑顔であいさつした。
女性スポーツ賞:宮嶋泰子▽トップアスリートスポーツ賞:「最優秀団体賞」コナミスポーツクラブ、「優秀団体賞」至学館大学、東海大学、綜合警備保障、旭化成、日本ユニシス▽特別貢献賞:萩原健司、萩原次晴(スキー・ノルディック複合)▽特別功労賞:桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥、山縣亮太、飯塚翔太(陸上・リオ五輪4×100mリレー)▽新人賞:向田真優(レスリング)、張本智和(卓球)、敷根崇裕(フェンシング)▽優秀賞:萩野公介(競泳)、堀島行真(スキー・フリースタイル)、小平奈緒(スケート・スピードスケート)、大野将平(柔道)、高橋礼華・松友美佐紀(バドミントン女子ダブルス)▽最優秀賞:伊調馨(レスリング)