メアリと魔女の花:興収50億円狙える好スタート 公開初日で「マーニー」比130%

劇場版アニメ「メアリと魔女の花」のワンシーン (C)2017「メアリと魔女の花」製作委員会
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劇場版アニメ「メアリと魔女の花」のワンシーン (C)2017「メアリと魔女の花」製作委員会

 「借りぐらしのアリエッティ」などで知られる米林宏昌監督の新作劇場版アニメ「メアリと魔女の花」が8日、全国366館・458スクリーンで公開され、興行収入50億円を狙える好スタートを切った。配給元の東宝によると、動員数は同日午後2時時点で、前作の「思い出のマーニー」(2014年公開、興収収入35.3億円)との対比で130%を記録している。

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 「メアリと魔女の花」は、スタジオジブリ出身の西村義明プロデューサーが設立したスタジオポノックによる劇場版アニメ第1作。英国の女流作家メアリー・スチュアートさんが1971年に出版した児童文学「The Little Broomstick」が原作。赤毛にそばかすの平凡な11歳の少女メアリが、森で7年に1度しか咲かない不思議な花「夜間飛行」を見つけて一夜限りの不思議な力を手に入れ、雲海にある魔法世界の最高学府への入学を許可されるが、メアリの一つのうそが大切な人を巻き込んだ大事件を引き起こす……というストーリー。

 同日には東京都内で初日舞台あいさつが行われ、主人公メアリの声を演じた杉咲花さん、神木隆之介さん、大竹しのぶさんらが登場。杉咲さんは「まるで魔法にかけられたような、映画を見る前の日より明日が楽しみだなと思える作品です」と語り、神木さんも「アフレコでは、杉咲さんの声に引っ張っていただきました。本当に素晴らしい演技だったと思います」と杉咲さんの演技を絶賛した。

 杉咲さんが米林監督と西村プロデューサーに宛てた感謝の手紙を読むサプライズもあり、米林監督は「素晴らしい人と一緒に仕事ができて本当に感謝しています」と喜びを語り、西村プロデューサーは「杉咲さんをはじめ豪華な出演者の皆様に映画に参加していただけて、こちらこそ本当にありがとうございました」と涙声で感謝を伝える一幕もあった。

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