ゆでたまご:「ジャンプ」人気の理由は「アンケート至上主義」 「みんなライバルだった」

「週刊少年ジャンプ」の歴史を振り返る企画展の第1弾「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.1創刊~1980年代、伝説のはじまり」の内覧会に登場した「ゆでたまご」
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「週刊少年ジャンプ」の歴史を振り返る企画展の第1弾「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.1創刊~1980年代、伝説のはじまり」の内覧会に登場した「ゆでたまご」

 マンガ「キン肉マン」の作者「ゆでたまご」の嶋田隆司さんと中井義則さんが13日、森アーツセンターギャラリー(東京都港区)で行われたマンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)の歴史を振り返る企画展の第1弾「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.1創刊~1980年代、伝説のはじまり」の内覧会に登場した。嶋田さんは同誌が人気誌となった理由について「アンケート至上主義が大きい。『1位をとらないとマンガ家じゃない』と言われ、2位になったら怒られた。みんながライバルで争っていた。シビアでギスギスしていた。今はそんなことはないと思うけど」と語った。

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 さらに、嶋田さんは「毎週が勝負。整合性を考えなかった。今はSNSが発達していて人の意見を聞きすぎる」と持論を展開。同席したマンガ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の作者の秋本治さんは「嶋田くんは極端」と言いながら「自由にやらせてもらったのが大きかった。作家が描きたいものがダイレクトに出ていた」と話した。

 内覧会には、マンガ「キャプテン翼」の作者の高橋陽一さんやお笑い芸人のケンドーコバヤシさんも登場した。同展は、「ハレンチ学園」「北斗の拳」「ドラゴンボール」「キン肉マン」「キャプテン翼」など創刊から1980年代までの名作の350点以上の原画などを展示。18日~10月15日に開催される。

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