大ヒットゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズの5年ぶりの新作「ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めて」(スクウェア・エニックス)が29日、全国の家電量販店などで一斉に発売された。新作が発売されるたびに長蛇の列ができる東京・池袋の“聖地”ビックカメラ池袋本店には約80人が並び、午前7時の開店と同時にソフトを買い求めた。
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「ドラゴンクエスト」シリーズは、ゲームクリエーターの堀井雄二さんがゲーム設計とシナリオ、「ドラゴンボール」などを生み出したマンガ家の鳥山明さんがキャラクターデザイン、作曲家のすぎやまこういちさんが音楽を担当している人気RPG。「ドラクエ」の愛称で親しまれており、1980年代後半には、ソフトを購入するために会社や学校を休み、販売店の前に数キロメートルの長い列を作るなどの社会現象となった。ナンバリングタイトルとしては、オンライン専用だった前作の「ドラゴンクエスト10」以来5年ぶりの新作で、スタンドアローンのナンバリングタイトルとしては、2009年7月に発売された「ドラゴンクエスト9」以来8年ぶりとなる。
今回の「11」は、美しいCGが売りのPS4版と、ファミコン時代のテイストを残したニンテンドー3DS版の2タイプを用意。どちらでも同じストーリーが遊べるが、一部の機能に違いがある。列の先頭だった東京都板橋区の40代男性会社員は「店まで歩いてこれる距離なので午前5時ごろに来た。PS4版も迷ったが、今回は3DS版を買うつもり。今後PS4版も買うかは、両方買う友人の様子を見て決めると思う」と話していた。
「11」は、「伝説の勇者の生まれ変わり」として村を出た少年が、大国の国王から「勇者は悪魔の子」と聞かされて窮地に陥る……というストーリー。シリーズの初代「ドラゴンクエスト」などで使われていたパスワード「ふっかつのじゅもん」が復活し、PS4と3DSを行き来したり、昔のパスワードを使ってゲームをすることもできる。PS4版は8980円、3DS版は5980円(ともに税抜き)。
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