逢田梨香子:人気声優の素顔は“真面目” 「考えすぎてしまう…」 「くまのがっこう」で無邪気に

劇場版アニメ「映画くまのがっこう パティシエ・ジャッキーとおひさまのスイーツ」で主人公のクマ・ジャッキーを演じる逢田梨香子さん
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劇場版アニメ「映画くまのがっこう パティシエ・ジャッキーとおひさまのスイーツ」で主人公のクマ・ジャッキーを演じる逢田梨香子さん

 シリーズ累計発行部数が210万部を突破したあいはらひろゆきさんとあだちなみさんの人気絵本「くまのがっこう」が原作の劇場版アニメ「映画くまのがっこう パティシエ・ジャッキーとおひさまのスイーツ」が25日、公開される。主人公のクマ・ジャッキーを演じるのが「ラブライブ!サンシャイン!!」の声優陣によるユニット「Aqours(アクア)」でも活躍する逢田梨香子さんだ。真面目でアフレコでも「考えすぎてしまう……」という逢田さんに、役への思い、活躍中の現状について聞いた。

ウナギノボリ

 ◇全部を出し切って抜け殻状態

 ――出演が決まって感じたことは?

 動物などのキャラクターものは、自分からは遠い存在だと思っていたので、うれしさよりも驚きがありました。声質がそういうタイプではないと思っていたんです。貴重な体験ができました。

 ――演技で気をつけたことは?

 絵本のジャッキーは素朴で可愛い印象でした。アニメでは、無邪気に動き回って表情豊かですね。最初は、クマというところにとらわれていました。音響監督に「小さい子供なので、無邪気であまり考えていないところを出せていけば」とおっしゃっていただきました。そこで、子供の立ち居振る舞いを観察しました。国民的な人気キャラクターのアニメも見てみた。ただ、何かを参考にするだけではなく、自分なりにジャッキーを見つけないといけない!と試行錯誤しました。どうやって作品に溶け込めるかを考えました。

 ――無邪気に演じる苦労はありましたか?

 私は考えながらやってしまうタイプなので、「そういう真面目さはいらない。無邪気に」と言われていました。途中から考えすぎるのをやめて、ぶち当たってやってみよう!となりました。理解してからは、自然にできるようなところもあります。一つ一つが新鮮で、すごく体力を使いました。だから、全部を出し切って、抜け殻状態。達成感がありました。たくさん悩んだので、早くみんなに見てほしい!という気持ちです。

 ――ジャッキーが出会う女の子・ミンディを演じる東山奈央さんとの会話シーンが多いようですが、東山さんの印象は?

 ミンディとの会話のシーンがほとんどで、すごく助けていただきました。東山さんは本当に優しい。掛け合いの部分も顔を見ながら、合わせていただいたんです。

 ◇体当たりでやっていきたい

 ――劇中では歌も披露しています。

 特に苦戦しましたね。「好きに歌っていいよ」と言われたのですが、考えないでやることが本当に難しかったんです。

 ――真面目すぎて、考えすぎてしまうところがある?

 仕事ではそうですね。悪いクセなのかもしれません。仕事以外ではボーッとしているんですけどね。お休みの日は、好きな時に寝て、ご飯を食べています。インドア派ですし。

 ――今後、演じてみたいキャラクターは?

 個人的に犬が好きなので、いつか犬を演じてみたいですね。

 ――Aqoursとして第11回声優アワード歌唱賞を受賞するなど活躍中です。現状について感じていることは? 今後の目標についても教えてください。

 毎日、お仕事させていただけることがありがたい。この現状は、当たり前のことではないので、感謝して、頑張らないといけません。息の長い声優さんになりたい。今回は、この作品に出会い、何でも挑戦したい!と改めて思いました。挑戦する気持ちを忘れてはいけない。ストーリーもそういうメッセージがあります。そこに心を動かされました。体当たりでやっていきたいですね。


 「映画くまのがっこう パティシエ・ジャッキーとおひさまのスイーツ」は、みんなのスイーツをひとりで食べてしまったジャッキーが、見習いパティシエの女の子・ミンディと出会い、スイーツランドでミンディと一緒にパティシエの修業をすることになる……というストーリー。「映画ふうせんいぬティニー なんだかふしぎなきょうりゅうのくに!」と同時上映。

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