杉田祐一選手:「全米オープンテニス」初出場に「わくわく」

「全米オープンテニス」に出場する杉田祐一選手(C)Getty Images
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「全米オープンテニス」に出場する杉田祐一選手(C)Getty Images

 28日(現地時間)から米ニューヨークで行われているテニスの2017年シーズンの4大大会(グランドスラム)最終戦「全米オープンテニス」。大会第2日には、今年7月にトルコで行われた「アンタルヤ・オープン」でツアー初優勝した杉田祐一選手が登場する。松岡修造さん、錦織圭選手に続き、日本人男子としては3人目となるツアー優勝を果たし、同大会本戦に初出場する杉田選手に、意気込みを聞いた。

ウナギノボリ

 ――初となる全米オープンテニスの本戦ですが、今の心境は?

 いい形でこの全米に乗り込めてきているので、わくわくしています。

 ――調子はいかがですか。

 調子は良くなっています。疲労も抜けていますし、いい形で入れるかなと思っています。

 ――不安な面はありますか。

 特にないです。5セットマッチということで、経験がまだ少ないので、自分が想像しているよりもたぶんエネルギーを使うと思います。その準備はしっかりしているので大丈夫だと思います。

 ――今シーズンの快進撃を支えたものはなんだったのでしょうか。

 情熱というのは絶対に絶やしたくないと思っています。苦しい場面でもやる気が支えてくれて、乗り越えてきているので、そういった戦いが続くと思いますし、そこで引かないように自分自身をもっと出していけたらと思います。

 ――優勝したアンタルヤ・オープンはどんな大会でしたか。

 私にとってはすべてがチャレンジというか、初のATP(男子プロテニス協会)のベスト4だったので、そこからは思い切ってやろうという感じでした。逆にプレッシャーはあまり感じていなくて、本当にラウンドを進めるごとに楽しい気持ちの方が大きかったです。

 ――将来、シード選手としてグランドスラムに挑みたいという気持ちはありますか。
 
 そうですね。アンタルヤ・オープンで優勝してから、シードを勝ち取るという気持ちでやっているので、この大会は大きなポイントかなと思っています。

 ――けがのため、欠場を発表した錦織選手については。

 彼の場合はずっとトップでやっていますし、ツアーの連戦も経験していますから、やはり体へのダメージというのは非常に大きいものがあると思います。彼が蓄積してきたものは非常に大きなものがあると思うので、ゆっくり休んで、来年に向けて復活してほしいなと思います。

 ――今回、日本勢のリーダーとして臨むことについては。

 錦織選手と西岡良仁選手が抜けてしまいましたが、日本勢として自分が盛り上げたいなと思っているので、ここは一つ大きな勝負だと思っています。今年最後のグランドスラムということで、いい形で入ることが一番だと思っているので、とにかくベストな状態で試合に入れたら、と思っています。

 ――1回戦のジェフリー・ブランカノー選手とは、どのような戦い方を?

 若手ということで勢いを出してくると思うので、そこで自分自身が引かないというか、僕もここ1年、ツアーで戦ってきたので自信というのもコート上で表現していきたいと思います。厳しい戦いになるとは思いますが、自分からしっかりと攻めていきたいと思います。

 *……WOWOWでは大会の第2日を生中継。29日深夜0時からWOWOWライブで放送される。

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