映画「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」(12月15日公開)のスペシャル・ファンミーティングが11日、東京都内で開かれ、来日したライアン・ジョンソン監督が出席した。今作にはサプライズが盛り込まれているといい、ジョンソン監督は脚本を読んだ俳優陣からも驚きの声があったことに触れ、「脚本を手掛けた私としてはうれしい。ただのサプライズではない。物語の中で起きる(必然の)サプライズ」とアピールした。
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サプライズについて、報道陣から「ルーク・スカイウォーカーの父がダース・ベイダーだった……という同レベルの衝撃的な内容を期待してよいか」と質問されると、ジョンソン監督は「あれは映画史に残る有数のサプライズ」と苦笑いした後で、「脚本を書いているとき、あれほどのサプライズを自ら作りだそうとして書かないほうがいいだろうと思っていた。『驚かせてやろう』として物語を作ると、無理のある出来になる。(サプライズは)突然登場するのではなく、自然な形で到達する」と話した。
核心については触れなかったジョンソン監督だが「今回の作品に関しては、最初に疑問に思ったのがルークまわりのこと。島で何をしているのか。なぜ人里離れたところで1人で暮らしているのか」と話し、「スター・ウォーズという映画を手掛けて、クリエーティブな選択をしたとき、『それは果たしてスター・ウォーズなのか』ということをいちいち考えないほうがいいものができるという結論に達した。自分の直感、選択を信じて作るべき」と自信を見せた。
また、会場のファンから、レイア役で昨年急死したキャリー・フィッシャーさんについて、最後にどんな言葉を交わしたかと質問されると、ジョンソン監督は「彼女がこの世にいないことが悲しくて仕方ないが、少しでも時間を共有できたことに感謝している。最後にお会いしたのは彼女の60歳の誕生日。そのときには『映画の体験は大変すばらしいものだった』と声をかけていただいた。そして(新作を)早くお見せしたいと話したが……」と語っていた。
「最後のジェダイ」は、新「スター・ウォーズ」3部作の第1作「フォースの覚醒」に続く新作。前作「フォースの覚醒」は、「エピソード6/ジェダイの帰還」から約30年後を舞台に、フォースを巡る新しい“家族の愛と喪失の物語”が描かれ、ルークやハン・ソロ、レイアといった旧シリーズでおなじみのキャラクターも登場して話題になった。イベントには、歌舞伎俳優の尾上松也さんと女優の河北麻友子さんがゲストとして出席したほか、C-3POやR2-D2、BB-8というスター・ウォーズでおなじみのドロイドも登場した。
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