鋼の錬金術師:実写版アルの声に水石亜飛夢 作者・荒川弘も絶賛「胸を打つ素晴らしい演技」

実写映画「鋼の錬金術師」に登場するアルフォンス (C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX(C)2017 映画「鋼の錬金術師」製作委員会
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実写映画「鋼の錬金術師」に登場するアルフォンス (C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX(C)2017 映画「鋼の錬金術師」製作委員会

 荒川弘さんの人気マンガを実写化した映画「鋼の錬金術師」(曽利文彦監督、12月1日公開)に登場するアルフォンス(アル)の声優を、俳優の水石亜飛夢(みずいし・あとむ)さん(21)が担当することが3日、分かった。アルは、主演の山田涼介さん演じるエドの弟で、映画ではその姿をフルCGで制作。当初、水石さんは、撮影現場でモーションキャプチャーを演じる役者として選ばれたが、その演技が認められ、アルの声も担当することが決定したという。

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 水石さんは、ミュージカル「テニスの王子様 2nd season」や「星の王子様」などに出演した若手俳優。テレビドラマ「牙狼<GARO> ~魔戒ノ花~」(テレビ東京系)、映画「武曲 MUKOKU」にも出演している。

 原作者の荒川弘さんは、アルを演じる水石さんについて「エドとアルの2人の兄弟がそこにいました。胸を打つ素晴らしい演技でした。撮影中はアルの代役という立場でありながら、山田さんとの掛け合いがとても素晴らしかったことから起用につながった。まさにアメリカンドリームのようなストーリーです。青年に成長したアルは、きっとこんな声になるんだろうなって思います」と絶賛している。

 また、曽利監督は「撮影前はCGアルの声優は水石くんではなく、別の方をイメージしていました。ただ撮影が進むにつれ、彼のスタンドインとしての演技があまりに素晴らしく、特に兄弟げんかのシーンを撮影したとき、山田くんと水石くんの絶妙なコンビネーションを見て、アルの声優は水石くんでいこうと決めました」と明かし、「アニメ版アルの声優の釘宮(理恵)さんが実写映画をご覧になり、映画はもちろん、水石アルを大絶賛してくださったので、水石くんと一緒に飛び上がるほど喜び、私たちの判断が間違っていなかったことを確信しました」と自信を見せている。

 「鋼の錬金術師」は、荒川さんが2001~10年に「月刊少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)で連載した人気マンガ。錬金術が科学のように発達した世界を舞台に、エドとアルの兄弟が、失った体を取り戻すため「賢者の石」を探す旅に出る……というストーリー。03年と09年に2度にわたりテレビアニメ化され人気を博した。映画は、人気グループ「Hey! Say! JUMP」の山田さんが主演を務める。

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