女優の黒木華さんと俳優の野村周平さんが、三上延さんの人気ミステリー小説シリーズを実写化し2018年に公開する映画「ビブリア古書堂の事件手帖」(三島有紀子監督)でダブル主演することが8日、明らかになった。2人は初共演で、黒木さんはビブリア古書堂の店主・篠川栞子(しのかわ・しおりこ)を、野村さんはひょんなことからビブリア古書堂で働き始め、栞子に密かに思いを寄せる五浦大輔(ごうら・だいすけ)をそれぞれ演じる。また、栞子と大輔のキャラクター写真も同時に公開された。
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同シリーズは、鎌倉にある古書店を舞台に、美しき店主・篠川栞子と本の読めない青年・五浦大輔が、客が持ち込んだ古書の謎と秘密を解き明かしていく……というストーリー。夏目漱石の「それから」、太宰治の「晩年」など実在の作品が登場し、古書に関するうんちくなどもつづられている。映画は「しあわせのパン」(12年)、「繕い裁つ人」(15年)などの三島監督が手がける。
黒木さんは、役柄について「(原作の)表紙に描かれている栞子さんのビジュアルが強く印象に残っていて、そこがプレッシャーでもありましたが、ぼそぼそしゃべるところだったり、人の目をぱっと見られないところだったり、雰囲気を近付けられるよう意識しました」と語っている。初共演の野村さんについては「テレビなどで見ている姿とあまり変わらずとても面白い方で、いつも現場を盛り上げてくださり、楽しかったです」と評した。
また、「この作品はミステリー映画として謎解きがすごく面白く、さらに栞子と大輔の恋愛など、いろいろなところに注目してお楽しみいただける作品だと思います。原作ファンの方にも、原作を読んでいない方にも楽しんでいただきたいです」とアピールしている。
野村さんは「僕は五浦大輔という、過去の経験から本が読めなくなった青年を演じていますが、僕も活字に少し苦手意識があったりするので(笑い)、大輔と共通点が多く、すごく入り込んで演じられています」と話している。また、「三島監督とは今回初めてご一緒しました。いい時はすごく褒めてくださりますし、アメとムチで上手に僕のことを躍らせてくれます。黒木さんは、最初は物静かな方という印象がありましたが、たくさん話しかけてくださり、一緒にいてとても楽しい方です。今回共演できて本当によかったです」と喜びを語っている。
原作者の三上さんは「小説家にとって作品は子供のようなもの」「自分の手を離れるからこそ、巣立っていった先でできるだけ多くの方に愛され、幸せになってほしい、というのが原作者の願いです」と思いを語り、「今回の映画化にあたって、脚本段階で三島監督をはじめとするスタッフの皆さんと何度か打ち合わせをさせていただき、原作を安心してお任せできると確信しました。私だけではなく原作の読者の皆さんにとっても、映画ならではの素晴らしく新しい『ビブリア』になっていることを期待し、楽しみにしています」とコメントを寄せている。
映画は2018年公開予定。劇場版アニメの制作も発表されている。
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