キンプリ:舞台版は2.5次元でプリズムショー再現 応援上演も

劇場版アニメ「KING OF PRISM by PrettyRhythm」の舞台版「KING OF PRISM-Over the Sunshine!-」の様子
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劇場版アニメ「KING OF PRISM by PrettyRhythm」の舞台版「KING OF PRISM-Over the Sunshine!-」の様子

 劇場版アニメ「KING OF PRISM by PrettyRhythm」(キンプリ)の舞台版「KING OF PRISM-Over the Sunshine!-」の東京公演が8日、AiiA 2.5Theater Tokyo(東京都渋谷区)で開幕した。マンガやアニメ、ゲームなどが原作の舞台は2次元(マンガなど)と3次元(舞台)が融合した“2.5次元”などと呼ばれており、「キンプリ」の舞台は、出演者の歌やダンスに加え、プロジェクションマッピングなどを駆使してプリズムショーと呼ばれるライブシーンを再現。アニメの名場面の仁科カヅキ(大見拓土さん)と大和アレクサンダー(spiさん)のプリズムショーでは、カヅキが剣を振り回すなどバトルシーンのような迫力の演出を楽しめる。

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 アニメ版は、映像に合わせて観客が声を上げたり、サイリウムを振って楽しめる応援上映が話題になったが、舞台版でも応援上演を実施。既に上演された大阪公演では、観客から大きな声援が上がったといい、一条シン役の橋本祥平さんが「大阪公演は映画館と同じような熱量でした。お客様がいらっしゃらないと成り立たない舞台」とコメント。観客も“参加”できる舞台になる。

 プリズムショーの演出は、派手すぎて冗談のように見えるシーンもあるが、鷹梁ミナト役の五十嵐雅さんが「死ぬ気でやっているところを見てほしい」と話すように、俳優陣の熱演も見どころだ。また、シンと如月ルヰ(内藤大希さん)の出会いや神浜コウジ(小南光司さん)の旅立ちなど、アニメの名場面が2.5次元化され、舞台版だけのオリジナルシーン、新曲も用意されている。

 「キンプリ」は、2013年4月~14年3月に放送された女児向けテレビアニメ「プリティーリズム・レインボーライブ」のスピンオフで、男性キャラクターの神浜コウジ、速水ヒロ、仁科カヅキたちが歌とショーに懸ける姿を描いている。舞台版は、アニメも手がけた青葉譲さんが舞台の脚本を担当。2~5日に梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪市北区)で上演され、東京公演は12日まで。

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