女優の沢尻エリカさんが映画「猫は抱くもの」(犬童一心監督、2018年6月23日公開)で、「ヘルタースケルター」以来、6年ぶりに映画の主演を務めることが20日、明らかになった。沢尻さんは、元アイドルで現在はスーパーでレジ係をしている30代の大石沙織を演じる。映画は、自分が沙織の恋人だと思い込んだ猫との関係を描くファンタジーテイストの作品となる。
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映画「グーグーだって猫である」(08年)の犬童監督がメガホンをとった。主演オファーを受けて即決だったという沢尻さんは、犬童監督について「いつかお仕事でご一緒できたらいいなと、ずっと思っていました。ですから今回オファーをいただいたときは、ほぼ即決でしたね」と話し、映画について「舞台上で撮るシーンと実景シーンが混在していて、『人の世界』と『猫の世界』が入り交じっていたので、演じ分けが大変でしたけれど、全力投球でやりきるしかないなと(笑い)」と印象を語っている。
原作は人気推理小説「猫弁」シリーズで知られる大山淳子さんの同名小説(キノブックス)。かつてアイドルグループのメンバーで、現在は地方都市のスーパーマーケットで働く33歳の主人公の大石沙織(沢尻さん)は、今の自分を好きになれず、心に孤独を抱えていた。心を許せる唯一の存在はオス猫の良男で、沙織は日々、正直な気持ちを話しかけていた。良男はやがて自分を人間だと信じ込み、恋人として沙織を守らねばと思い始める……というストーリー。
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