声優の森久保祥太郎さんが13日、東京都内で開かれた劇場版アニメ「劇場版 マジンガーZ / INFINITY」(志水淳児監督)の初日舞台あいさつに登場した。主人公・兜甲児の声を担当した森久保さんは「声優を20年以上やらせてもらって、ロボットに乗るのは実は初めて。男性声優なら1回は乗ったことがあるんじゃないかと思われるのですが、初ロボットです。そういう意味でも感慨深い作品になりました」と振り返った。
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「マジンガーZ」は、地球の平和を守るため、主人公・兜甲児がスーパーロボット「マジンガーZ」を操り、世界征服をたくらむ悪の天才科学者Dr.ヘルの機械獣軍団と戦う……というストーリー。永井豪さんのマンガが1972年にマンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載開始。テレビアニメが72~74年に放送され、世界的な人気を博している。劇場版アニメの新作は、マジンガーZや光子力研究所の仲間によって、平和を取り戻してから10年後が舞台となる。
舞台あいさつには、茅野愛衣さん、上坂すみれさん、花江夏樹さん、ゲスト声優でお笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之さん、原作の永井豪さん、志水監督、オープニングテーマを担当した歌手の水木一郎さんも出席した。森久保さんは「(主人公声優を)担当することになって、緊張したというか、『(せりふを)言っちゃっていいんですか?』という高揚感の方がありました」と振り返り、新作について「何十年も残る作品になれば」と期待した。
また、茅野さんも「関わることができるとは夢にも思っていなかった。目から『光子力ビーム』が出そうでした。(何かを)破壊したいわけじゃないですよ? うれしかったんです」と興奮気味に話し、観客の笑いを誘っていた。
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