押切蓮介さんのマンガを実写化した映画「ミスミソウ」(内藤瑛亮監督、4月7日公開)に、ローティーン向けファッション誌「ニコラ」(新潮社)の専属モデルだった大谷凜香さんが出演することが22日、明らかになった。大谷さんが映画に出演するのは初めてで、同作では、山田杏奈さん演じる主人公の野咲春花をいじめる“教室の絶対的女王”の小黒妙子を演じ、人生初のブリーチに挑戦したという金髪ヘア姿で登場する。
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大谷さんは「最初、オーディションに受かったと連絡が来たとき、電話越しで泣いてしまいました」と振り返り、「人生初の金髪は意外と大変で、暴力的な描写も多く難しい役柄でしたが、周りの雰囲気に助けられました。みんな役になりきっていたので、すんなりと映画の世界観に入り込めました。原作も以前から読んでいたので、とにかくすごい作品に関われることがうれしかったです」とメッセージを寄せている。
「ミスミソウ」は、壮絶ないじめを受けた転校生の野咲春花が、自宅が火事に遭う事件をきっかけに復讐(ふくしゅう)を誓う……というストーリー。原作は、過激な描写とともに濃厚な人間ドラマから“トラウママンガ”の名作としてしばしば名前が挙がる作品。映画は、「ミスミソウ」に加筆した「ミスミソウ 完全版」(双葉社)が原作となる。春花が唯一心を開く相場晄(あいば・みつる)は清水尋也さんが演じる。
原作の押切さんは「『ミスミソウ』の根幹をなすのは春花と妙子の関係性です。妙子のキャスティングは非常に重要です。単に可愛いとか、演技がうまいとか、そういったレベルではなく、特別な輝きが必要でした。オーディションで出会った大谷さんに、それを感じ、妙子役を託しました」といい「演技未経験だったので、リハーサルを重ねました。撮影期間中も撮影が終わった後に、次の日の撮影場面のリハーサルを行いました。現場で女優として覚醒していく姿を見られて、うれしかったのを覚えています。彼女の表情がこの物語が持つ繊細さを豊かに表してくれました」とコメントしている。
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