新日本プロレスの棚橋弘至選手が主演を務める映画「パパはわるものチャンピオン」(藤村享平監督、9月公開)に、女優の仲里依紗さんと俳優の大泉洋さんが出演することが30日、分かった。仲さんは無類のプロレス好きであり、その熱い思いを編集者として世の中に届けようと奮闘する大場ミチコ、大泉さんはミチコの上司の編集長を演じる。
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演じる役について、仲さんは「本当に一生懸命で、プロレスのことなら誰にも負けないくらいの熱い思いを持っている女の子です。自分の気持ちが高ぶっているように話す子だと思い、そのあたり気をつけながら楽しく演じました」と語り、「プロレスは2回くらいしか見たことなかったんですが、試合のシーンを生で見て、レスラーの方がぶつかり合っているところは興奮しましたし、かっこよかったです」と振り返っている。
大泉さんは「今回は『編集長』という役をいただきました。衣装がきれいでおしゃれな服だったんですけど、もう少し汚い方がいいんじゃないかと撮影までにお願いしたのですが、まさか自分もここまでラフになると思っていなくて、ちょっと汚すぎたなという反省点があります(笑い)」と明かし、「ついつい癖のある男にしたくなってしまい……せりふも含めて好き勝手にやらせていただきました(笑い)。監督もおおらかに受け入れてくださってありがたかったです」と語っている。
大谷亮平さん、寺脇康文さん、淵上泰史さん、松本享恭さん、川添野愛さんが映画に出演することも発表された。大谷さんは棚橋選手演じるレスラーを支える治療院の医師、寺脇さんはプロレス団体の社長、淵上さんは寺田心君演じる祥太が思いを寄せる可愛いクラスメートの父親、松本さんと川添さんはミチコと共に働く編集仲間をそれぞれ演じる。
映画は、絵本「パパのしごとはわるものです」「パパはわるものチャンピオン」(ともに岩崎書店)が原作。かつて人気レスラーだった大村孝志(棚橋選手)は、けがや世代交代の影響で今は悪役覆面レスラー・ゴキブリマスクとして懸命に戦っていた。孝志と妻の詩織(木村佳乃さん)は息子の祥太(心君)に大きくなったら父親の仕事を教えてあげると約束していたが、祥太はひょんなことから父親の仕事を知ってしまい……というストーリー。
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