昨年に配信が始まり、日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット」のコスプレでも人気となったスマートフォン用ゲーム「アズールレーン(アズレン)」。ゲームファンの間でも人気とはいうものの、どんなゲームなのでしょう。かつて「艦隊これくしょん-艦これ-」に熱中した経験のあるおじさんゲーマーが実際に体験してみました。(毎週火、木、土、日曜掲載)
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アズレンに慣れてくると、ついビジネスの視点で見たくなります。それにしても、ゲームをしっかり遊んでいくと、課金の仕組みが洗練されていると改めて感じました。肝はキャラクターは手に入りやすくして、間口を広げていることでしょう。プレーヤーはキャラがそろってきてゲームにハマってくると、キャラや装備の枠を広げたり、特別な衣装を買うための課金がちらつき始めます。
これは「艦これ」も同じで、ゲームに熱中して艦艇(キャラクター)がそろってくると、所持枠がいっぱいになり、枠を拡充するために課金したくなります。……というか、私は……それで課金していました(汗)。だってキャラをそろえたいじゃないですか! まあ、それはさておき、二つのコンテンツに共通しているのは、キャラクターへのダイレクト課金ではなく、ゲームを便利にする仕組みに課金をしていることですね。その分、他のスマホゲームと比べても、そこがちょっぴり割高な感じもします。
他のスマホゲームでも一般的な課金によるスタミナ回復がありますが、多くのゲームが一定の課金でスタミナが満タンまで回復するのに対し、アズレンだと満タンまで回復するのではなく、一定数の燃料を買う感じ。ここはややシビアかもしれません。
あと、アズレンは課金アイテム「ダイヤ」(1個あたり2円から)の価格設定が面白いですね。いくつかメニューがありますが、最初の課金の時だけはそれぞれ倍のダイヤがもらえるので、最初だけはダイヤ1個を1円相当で買うことができます。2回目以降は1個2円になって、課金額に応じたおまけのダイヤがついてくるという形。
可愛い水着衣装をダイヤで買うことができるのですが、価格が1体あたりダイヤ500~800個(1000~1600円相当)。全部の水着をコンプリートしようとすると、単純計算で携帯ゲーム機が買えてしまうほどの額になりますが、ゲーマーの本能としては全部そろえたくなってしまいます。
とはいえ、水着を買ったり、根を詰めて一日中遊ぶほどでなければ、無料で遊べるのは変わりません。他のスマホゲームでは、もっとストレートに課金を促す仕組みもありました。それを考えるとアズレンがゲーマーの支持を得たのも理解できる気がします。
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アズールレーンは、英戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」や日本の駆逐艦「綾波」など美少女キャラに擬人化された艦艇が登場、最大6隻の艦隊を編成してプレーヤーが操作をして敵艦隊を倒す……というシューティングRPG。アクションが苦手な人でも楽しめるよう自動操作の機能もある。基本利用料無料のアイテム課金。
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