昨年末LINEのスマートスピーカー「Clova Friends」のテレビCMに出演して注目を浴びた歌手の内田珠鈴(うちだ・しゅり)さん(16)。CM「受験生編」では、クリスマスの夜に好きな男の子とLINEの音声通話で会話する受験生を演じ、照れた表情が「抜群に可愛い!」と話題に。今月28日発売されるコンピレーションアルバム「Love & Tears -あの頃の恋のうた」(ユニバーサル ミュージックジャパン)のジャケットにも登場し、「2018年ブレーク候補」などと言われている美少女の、知られざる素顔に迫ってみた。
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内田さんは2001年4月26日生まれ。福岡県出身の16歳。13年にファッション誌「JSガール」(三栄書房)のオーディションでグランプリを獲得し、その後は同誌の専属モデルとして活躍。表紙登場回数14回は同誌の最多記録で、17年に専属モデルを卒業すると、活動拠点を福岡から東京へ移し、歌手活動をスタートさせた。
子供の頃から「テレビの前で歌ったり踊ったりするのが好きだった」という内田さん。当時の夢は「テレビに出てる有名な人」で、「小学校の卒業アルバムにも『CDデビューしたい』って書いてはいて……。小さい頃からダンスやピアノを習っていたので、漠然と『テレビに出ている人』には憧れていましたね」と振り返る。
雑誌モデルが芸能界の出発点となった内田さんだが、当時から「歌を歌いたい」という思いを持ち続けていたという。昨春、中学卒業を機に地元を離れ、東京で一からアーティスト活動をスタート。新生活には当然「不安があった」というが、「電車での移動がほぼ初めてだったので、乗り換えとか、あと友達できるか不安はあったんですけど、意外と大丈夫でしたね(笑い)。ちょっとした休みに行きたい所に行けるってのはいいなって思いますし、あとは何でもあるっていう」と楽しんでいる様子。
学校でよく話題に上るのは「YouTuber(ユーチューバー)」のことで、「最近は友達とユーチューバーの話ばかり(笑い)。テレビと同じ感覚で『昨日あの人の動画見た』って。私は美容系の河西美希さんとかが好きで、メークやの仕方や新しいコスメのレビュー見て、彼女が『いいよ』って言っていたら買おうって決めたりする。お金を無駄に使いたくないし、(買い物に)失敗したくないんです」と今どきの高校生らしさをのぞかせる。
一方で「勉強も好きです」と話す内田さん。プロフィルの趣味の欄にも「漢字を覚えること」と記載してあり、「漢検とかも好きで。得意科目はやっぱり国語。漢文が得意です。何回テストをやっても一回も間違えたことない、いつも100点なんですよ! 漢文ワクワクしますね。漢字フェチっていうか、めちゃくちゃ好き」とうれしそうに笑う。
漢字・漢文好きになったきっかけを聞くと、「塾の先生がいい人だったっていうのはありますね、小学4年の時にめちゃくちゃ勉強をしていたんですけど、国語の先生はモデル業もすごく応援をしてくれて。優しいだけじゃなくて、しっかりと教えてくれる人だったので、そこから国語はちゃんとしようって。先生は中学受験にもついてきてくれて、作文の書き方とかも教えてくれて、だから文章を書くのも好きになって、今も作詞するのが楽しい」と声を弾ませていた。
そんな内田さんは、昨年末のCM出演以降、メディアで取り上げられる機会が増え、一部では「女子中高生の新カリスマ」「2018年ブレイク候補ナンバーワン」などの声が上がっているという。
「私で大丈夫なのかなって思いますね。でもCMで私のことを知ってくださった方もたくさんいて、自分と同世代の中高生の方に共感を得られるような歌をこれからも歌っていきたいので、そういうふうに言ってくださるのはうれしいですね」とにっこり。「……でも、やっぱり少し恥ずかしいですね」と照れていた。