西郷どん:吉之助と月照の“入水”に「美しすぎて泣ける」の声

NHKの大河ドラマ「西郷どん」の第17回のワンシーン (C)NHK
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NHKの大河ドラマ「西郷どん」の第17回のワンシーン (C)NHK

 俳優の鈴木亮平さんが主演を務めるNHKの大河ドラマ「西郷(せご)どん」の第17回「西郷入水」が6日に放送され、鈴木さん扮(ふん)する主人公・西郷吉之助と尾上菊之助さん演じる月照の入水シーンが最後に描かれた。視聴者からは 「月照さまが美しすぎて泣ける」「あまりに悲し過ぎる」「まことに美しい入水」などの声が上がった。

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 実質、処刑を意味する“日向送り”の沙汰(さた)が下る吉之助と月照。どうしても友を救いたい、正助(瑛太さん)は、藩の実権を握る島津斉興(鹿賀丈史さん)に直談判。吉之助には「月照様を斬(き)れば、おはんの命だけは助けてくださるち……」と告げる。しかし吉之助は、正助に「あいがとなあ、おいのために、そこまでやってくれて」と感謝しつつも、月照との死を選ぶ。

 小舟の上で震えが止まらない月照の手を握り、胸に引き寄せた吉之助は「共に参りもんそ、月照様」と海の中へ入っていく……と展開。辞世は「二つなき道にこの身を捨て小舟 波立たばとて風吹かばとて」だった。

 視聴者からは「月照さまが美しすぎて泣ける」「あまりに悲し過ぎる」「まことに美しい入水」などのほか、「今日の西郷どんはBLすぎない?」「ここにも おっさんずラブが!」などの声も上がった。Yahoo!のリアルタイム検索で、6日午後9時5分現在で、「月照」「幾島」などの関連ワードが20位内に入り、SNSやネットで盛り上がりを見せた。

 第17回「西郷入水」では、大老・井伊直弼(佐野史郎さん)による幕府の政治弾圧「安政の大獄」により追われる身になった吉之助と月照。ボロボロになりながら、やっとの思いで薩摩にたどり着き、2人は身を隠すが、斉彬(渡辺謙さん)亡き後、再び藩の実権を握った斉彬の父・斉興は、幕府に刃向かうなど言語道断とし、吉之助と月照を日向に追放する処分を下す。それは、実質的には処刑を意味するもので、正助は吉之助の命を救うため、斉興に直訴し、ある取引を申し入れる……という内容だった。

 「西郷どん」は、明治維新から150年となる2018年に放送される57作目の大河ドラマ。薩摩の貧しい下級武士の家に生まれた西郷隆盛(吉之助)の愚直な姿に、カリスマ藩主・島津斉彬が目を留め、西郷は斉彬の密命を担い、江戸へ京都へと奔走。勝海舟、坂本龍馬ら盟友と出会い、革命家へと覚醒し、やがて明治維新を成し遂げていく……という内容。NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。

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