俳優の香川照之(市川中車)さんの長男で歌舞伎俳優の市川團子さん(14)が17日、東京都内で行われた「シネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖』」の舞台あいさつに登場。同日の「父の日」にちなみ、香川さんの印象を聞かれた團子さんは「昆虫に侵食されてる人。洗面所に昆虫の本、台所にも昆虫の本。ずっと昆虫の本ばかり見てて(笑い)」と明かした。
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香川さんは、昆虫好きとして番組「香川照之の昆虫すごいぜ!」(NHK・Eテレ)に出演しているが、團子さんは「ドラマなどの父の演技はすごい。でも(『昆虫すごいぜ!』は)演技ではないと思う」と語った。また「東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖」に出演して成長した部分を聞かれると「(身長などの)物理的な成長もしていますが、最近、声(のトーン)が落ちてきた。今後は大人の役も演じていけたら」と目を輝かせていた。
舞台あいさつには、同作に出演している歌舞伎俳優の八代目・市川染五郎さん(13)も出席。染五郎さんは、父の十代目・松本幸四郎さんの印象について「変。『ポテトチップスは野菜』って言う……」と明るく話し「挑戦が似合う人。挑戦をする家柄なので、伝統を受け継いでいてすごい」と、ほほ笑んだ。
同作は、歌舞伎舞台を映画館で上映するシネマ歌舞伎の第31弾。物語は花火に吹き飛ばされて江戸に戻ってきた弥次郎兵衛と喜多八。伊勢までの道中で一文なしとなった2人はアルバイトを始めることになり……という展開。十代目・幸四郎さん、市川猿之助さん、中車さんらも出演している。