香川照之:WOWOW主演作に手応え「歴史に残るドラマ」 6役の演じ分けに活躍したものも明かす

「連続ドラマW 災」の会見に登場した香川照之さん
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「連続ドラマW 災」の会見に登場した香川照之さん

 俳優の香川照之さんが3月20日、東京都内で行われた、主演を務める「連続ドラマW 災」の会見に登場。監督集団「5月」の関友太郎さんと平瀬謙太朗さんが監督・脚本を担当した今作の魅力を聞かれた香川さんは、「不明瞭で難解なピースが続くのですが、それがみんなが納得するようなカタルシスに結びついていない気がします。見る方によってはカタルシスになっているのかもしれない。カタルシスとして提示しない勇気が新しい」と絶賛し、「歴史に残るドラマだと今、自信を持って言えます」と力強く語った。

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 香川さんは完成度に手応えを感じた理由を、「カタルシスを得て最後、納得をさせることだけがドラマではない。今作に関しては、全体を通してカタルシスに導いていないという大きな流れがあるので、これを皆さんがどう評価するか。楽しみでなりません」と持論を交えて語った。

 また「衣装と髪形が一番の役作り」と自身のスタンスを口にした香川さんは、6役の演じ分けでは、「衣装合わせで決めるのに2日間かかった。いつになっても終わらない」と話して会場を驚かせた。

さらに香川さんは衣装ごとの髪型の選定にも悩んだが、「当時、髪の毛を伸ばしていて。(周囲には)不評極まりないロン毛だった(笑)。このドラマをやるために伸ばしていたんじゃないかというぐらい、伸ばしていたロン毛が生きました」と自身の長髪が役立ったことを明かした。完成報告会には、関監督と平瀬監督も出席した。

 完全オリジナルの本作は、葛藤を抱えながら現代を生きる罪なき6人の登場人物のもとに香川さん演じる“男”が現れ、ある“災い”が無慈悲に降りかかる様を描く。“男”は何者なのか? “災い”とは何なのか? いつ、誰に“災い”が降りかかるのか。“男”の存在がこれまでにない恐怖をもたらす……というストーリー。

「連続ドラマW 災」は4月6日スタート。日曜午後10時からWOWOWプライム、WOWOWオンデマンドで放送・配信。全6話で第1話は無料放送。

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