人気デュオ「ゆず」が人気アニメ「クレヨンしんちゃん」（テレビ朝日系、金曜午後7時半）の主題歌を担当することが21日、明らかになった。新主題歌の「マスカット」は、主人公・野原しんのすけの「ほほーい！」の声で始まるという。北川悠仁さんはマスカットについて「毎週、オープニングで流れる歌なので、子供も大人も聴くだけで“スカッ”として、なおかつ一緒に踊ってもらえたらいいなという思いを込めて作りました。ぜひみんなで歌って踊ってくれたらうれしいですね！」とメッセージを寄せている。

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　岩沢厚治さんは「僕自身、子供のころに見ていたアニメの主題歌はすごく覚えているので、この歌が皆さんにとってそんな存在になってくれたらうれしい。夕飯の時間帯のオンエア（放送）なので、家族団らんの盛り上げ役になれたらいいですね！」とコメントしている。主題歌は7月6日の放送回から使用される。なお、同回から野原しんのすけの声をこれまでの矢島晶子さんに代わり小林由美子さんが担当する。

　ゆずは、2015年に公開された劇場版アニメ「映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 ～サボテン大襲撃～」の主題歌「OLA！！」を手がけた。このほど、しんのすけが、横浜市にあるゆずのプライベートスタジオに“マスカット”を持って訪問し、3年ぶりの再会を果たしたという。北川さんにマスカットを、岩沢さんに空き箱を渡したいたずら好きのしんのすけに、2人は「さすが！　しんちゃんだね（笑い）」と大喜びだったという。

　◇北川悠仁さんのコメント

　――しんのすけと再会した感想は？

　しんちゃんとは3年前、映画の主題歌を担当させていただいて以来なので、久しぶりに会えて本当にうれしいですね！　しかも、（埼玉県の）春日部から横浜まで来てくれて……ありがとう、しんちゃん！

　――ゆずの2人が思う、「クレヨンしんちゃん」の魅力とは？

　しんちゃんは子供ならではの奔放さと、“ホントに5歳児なの？”と思わされるほどの鋭い突っ込み……。そのギャップが面白いなと思います。また、映画版では、しんちゃんがいつもよりカッコよく活躍するのも楽しい！　とにかく、たくさんの魅力が詰まっている作品だと思います。

　――しんのすけは“嵐を呼ぶ5歳児”ですが、ご自身の子供時代は？

　僕はどちらかというと、しんちゃんとは反対のタイプで泣き虫でしたね。幼稚園でもよく泣かされていたので、しんちゃんみたいな友達がいたら、もっと幼稚園も楽しく過ごせただろうなと思います（笑い）。

　――「クレヨンしんちゃん」の世界の中で気になるキャラクターは？

　しんちゃんのお父さん、“ひろし”さんでしょうか……。ひろしさんには“ブルース感”がありますよね。若いころはよく分からなかったのですが、年を重ねていくと、お父さんの切ないブルースが心に響くようになりました（笑い）。

　――新主題歌「マスカット」に込めた思いは？

　3年前に映画主題歌「OLA！！」を作ったとき、子供たちから声をかけてもらったり、幼稚園で踊ってもらったり……と大きな反響をいただきました。しんちゃんとコラボすると、子供たちがすごく喜んでくれることを実感し、その思いをかみしめながら第2弾を作らせていただきました。毎週、オープニングで流れる歌なので、曲作りのときにまず考えたのは、聴くだけで“スカッ”と楽しい気分になってほしいなということ。タイトル通り子供も大人も“スカッ”として、なおかつ一緒に踊ってもらえたらいいなという思いを込めて作ったので、ぜひおうちで踊ったり、幼稚園や小学校などでみんな一緒に歌って踊ってもらえたらうれしいですね！　

　◇岩沢厚治さんのコメント

　――しんのすけと再会した感想は？

　マスカットの手土産まで持ってくるなんて、その手慣れた感じが、さすがしんちゃんだなと思いました（笑い）。5歳なのに、相変わらずシッカリしてますね！　5歳児にこんなことを言うのもなんですけど、また一緒にお仕事ができてうれしいです（笑い）。

　――ゆずの2人が思う、「クレヨンしんちゃん」の魅力とは？

　やはり、しんちゃんの独特なキャラクターが素晴らしいと思います。子供たちみんなの憧れでありながら、逆にお手本にしてはいけないところもあって、まさに唯一無二な存在ですね。　

　――しんのすけは“嵐を呼ぶ5歳児”ですが、ご自身の子供時代は？

　性格はしんちゃんほど突き抜けてはいなかったのですが、お風呂上がりはフツーに素っ裸で家中、走り回っていましたね（笑い）。あえて言えば、そこが共通点でしょうか……（笑い）。

　――「クレヨンしんちゃん」の世界の中で気になるキャラクターは？

　僕は“みさえ様”ですね！　あのしんちゃんと日夜対峙（たいじ）し、ひまわりも育てて、野原家を切り盛りするなんて、ものすごく大変だと思いますから……。頭が下がるというか、もはやリスペクトしています。ぜひ温泉にでも、ゆっくりつかっていただきたいような気持ちです（笑い）。

　――新主題歌「マスカット」に込めた思いは？

　僕自身、子供のころに見ていたアニメの主題歌はすごく覚えているので、この歌が皆さんにとってそんな存在になってくれたらうれしい。夕飯の時間帯のオンエアなので、家族団らんの盛り上げ役になれたらいいですね！