井上雄彦さんの名作バスケットボールマンガ「SLAM DUNK（スラムダンク）」のコミックス新装再編版の「県大会後編」（11～14巻）のカバーイラストが26日、公開された。11～14巻には、一人で猛特訓する桜木花道が芝生にあおむけになった姿、三井寿と花道のツーショット、試合中に仲間を叱咤（しった）激励するキャプテン・赤木剛憲、三井が美しいフォームでスリーポイントシュートを放つ場面がそれぞれ描かれている。

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　新装再編版では、既刊のジャンプコミックス全31巻を試合の決着など物語の節目ごとに区切り直し、全20巻に再構成する。全巻のカバーイラストを井上さんが新たに描き下ろす。各巻のタイトルも「湘北vs. 翔陽」など、各巻の収録内容が一目で分かる形になる。6月1日に「チーム湘北編」が描かれた1～6巻、7月2日に「県大会前編」の7～10巻が発売。8月1日に「県大会後編」の11～14巻、9月1日に「インターハイ編」の15～20巻が発売される。

　「県大会後編」では、神奈川県予選決勝リーグ最終戦となる陵南戦の熱闘を最初から最後まで収録。インターハイ出場を争い、湘北のメンバーが仙道彰、魚住純といった陵南のライバルたちと激突する姿が描かれている。各巻カバーにはタイトルが入っており、11巻「湘北vs.陵南1」、12巻「湘北vs.陵南2」、13巻「湘北vs.陵南3」、14巻「シュート合宿」となっている。新装再編版全20巻を購入した人には、特典として「県大会“決戦前夜”特大ポスター」がプレゼントされる。

　「スラムダンク」は、井上さんが1990～96年に「週刊少年ジャンプ」（集英社）で連載したバスケットボールマンガの金字塔。赤い髪の不良少年・桜木花道がひょんなことから湘北高校バスケットボール部に入部。安西先生の下、主将の赤木剛憲や流川楓、宮城リョータ、三井寿、木暮公延らとともに全国制覇を目指す……というストーリー。テレビアニメは93～96年に放送された。