この世界の片隅に:第4話 友情を育むすずとリンだが… 径子は息子と涙の再会?  

連続ドラマ「この世界の片隅に」第4話の場面写真 (C)TBS
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連続ドラマ「この世界の片隅に」第4話の場面写真 (C)TBS

 こうの史代さんの名作マンガが原作の連続ドラマ「この世界の片隅に」(TBS系、日曜午後9時)の第4話が5日に放送される。遊女のリン(二階堂ふみさん)と再会し、次第に友情を育んでいくすず(松本穂香さん)。一方で、互いを知るほど立場の違いが鮮明になっていき、そしてすずは“ある事実”に気付いてしまう。そんな折、離れて暮らす義姉・径子(尾野真千子さん)の息子・久夫(大山蓮斗君)が北條家にやってくる。久しぶりの再会を喜ぶ径子だが、久夫が訪ねて来たのには理由があり……。

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 昭和19(1944)年8月のある日、すずが段々畑から見える呉湾をスケッチしていると、通りがかった憲兵からスパイ行為だと厳しく責められる。憲兵のあまりの剣幕に恐怖を覚えるすず。その場は何とか収まったものの、すずは寝込んでしまう。体調を崩したことを、義父の円太郎(田口トモロヲさん)は「子供ができたのではないか」と考え、円太郎の言葉にすずと夫の周作(松坂桃李さん)も笑顔になる。

 翌日、すずは病院の帰り道に朝日遊郭を訪れる。リンを前にし、立派な跡取りを産むのが嫁の務めであり義務だと話すすずだが、リンは、そんなすずの「常識」に疑問を投げかける。

 広島の黒村家に径子が置いてきた長男の久夫が、一人で呉の北條家までやってくる。久夫はある決意を持って北條家を訪れており、径子も薄々気付いているが、聞いてしまえば幸せな時間が終わってしまう気がして……と展開する。

 「この世界の片隅に」は、マンガ誌「漫画アクション」(双葉社)で連載され、2009年に「文化庁メディア芸術祭」のマンガ部門優秀賞を受賞した。戦時中、呉に嫁いだ18歳のすずの生活が、戦争の激化によって崩れていく様子が描かれた。コミックスの累計発行部数は130万部を突破し、片渕須直監督が手がけた劇場版アニメ(16年公開)はロングヒットを記録した。

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