上白石萌音:「L・DK」再映画化で“壁ドン”&“キスシーン”初挑戦 杉野遥亮、横浜流星も出演

映画「L・DK ひとつ屋根の下、『スキ』がふたつ。」に出演する(左から)杉野遥亮さん、上白石萌音さん、横浜流星さん(C)「2019 L・DK」製作委員会
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映画「L・DK ひとつ屋根の下、『スキ』がふたつ。」に出演する(左から)杉野遥亮さん、上白石萌音さん、横浜流星さん(C)「2019 L・DK」製作委員会

 渡辺あゆさんの恋愛マンガ「L・DK」を再映画化した「L・DK ひとつ屋根の下、『スキ』がふたつ。」(川村泰祐監督)に、女優の上白石萌音(もね)さん、俳優の杉野遥亮(ようすけ)さん、横浜流星(りゅうせい)さんが出演することが6日、分かった。映画は、原作の中でも人気が高い「玲苑(れおん)編」を描き、上白石さんは西森葵、杉野さんは久我山柊聖(しゅうせい)、横浜さんは久我山玲苑(れおん)を演じる。

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 「L・DK」は“ラブ同居”の略で、マンガ誌「別冊フレンド」(講談社)で2009~17年に連載。コミックス全24巻の累計発行部数は1000万部を突破している。映画の物語は、恋人同士となり、2人きりでラブ同居を始めた西森葵と久我山柊聖の元に、柊聖のいとこ・玲苑がやってきて、3人での同居生活がスタートする……という展開。14年に剛力彩芽さん主演で実写映画化され、劇中に登場する「壁ドン」が同年の「ユーキャン新語・流行語大賞」のトップ10に選ばれ、話題となった。

 上白石さんが恋愛映画に出演するのは初めてで、壁ドンとキスシーンに初挑戦。杉野さんは、上白石さんと身長差33センチカップルで初めてという壁ドンを披露。横浜さんも壁ドンに初挑戦する。壁ドンやキスのほか、バックハグ、“あごクイ”などの胸キュンシーンも登場するという。19年3月21日公開。

 ◇上白石萌音さんのコメント

 少女マンガのヒロインとは縁遠いと思っていたので、お話をいただいたときは本当に私でいいのか、何度も確認しました。何度聞いても深くうなずいて背中を押してくださったスタッフの皆さん、そして同世代の頼もしいキャストの皆さんの胸に飛び込んで、純粋に、真っすぐに恋をしようと思いました。言ったことも言われたこともないせりふや、ドキドキするシチュエーションに、顔が火照りっぱなしでしたが、真心で人とぶつかっていく主人公の葵に勇気をもらい、私も真っすぐにお芝居をしたつもりです。

 同居が軸になる物語でもあるので、狭い部屋で3人で生活をするシーンはとても楽しかったです。クランクインが杉野さんに壁ドンをされるシーンだったのですが、2人の息が合っていないと壁ドンはきれいに決まらなくて……。廊下の隅の方で、タイミングや角度を何度も練習しているのはシュールだったと思います(笑い)。しかも実際にされると思ったより顔が近くて心臓が止まりそうで、1シーン目から恋愛映画の洗礼を受けました。杉野さんと、横浜さんの壁ドンに対するそれぞれの個性も感じました(笑い)。3人でいるととても居心地がよく、普段の楽しい空気感がそのまま映画の中に出ているのではないかなと思います。

 ――初めてキスシーンを演じてみていかがでしたか?

 穴があったら入りたい! と本気で思いましたが、優しいリードでとても安心感がありました。キスシーンに限らず、杉野さんと横浜さんには心身共に支えてもらっていました。お互いに緊張して、念入りにケアをしすぎて……。とても爽快なミントの味でした(笑い)。

 ◇杉野遥亮さんのコメント

 出演のお話をいただいた時は、まだお芝居の経験も非常に浅かったため、とても不安でした。監督やスタッフさん、キャストのみんなと話し合いを重ねていく中で、一つの形になるものを作り上げていくんだというワクワクする感覚に変わりました。何より壁ドンのシーンでは、手の位置や角度、見せ方を試行錯誤しました。

 そして上白石さんとは初共演でしたが、すでに付き合っているという距離感から始まるので、その関係性を表現していくのが難しかったです。上白石さんは作品に臨む上での立ち居振る舞いや、役に対しての理解度や在り方、それに向かっていく姿勢が、正直で一生懸命で偽らないところが魅力的でした。横浜君が演じる玲苑は、同じ男から見てもかっこいいと思える男で、それをリアルに表現していく横浜君に対して、柊聖としても杉野遥亮としても、超えていきたい!と奮い立ちました。

 ◇横浜流星さんのコメント

 大人気少女マンガ映画の続編に参加できることにプレッシャーも感じましたが、とてもうれしく、ついに僕も壁ドンをやる日が来たんだなと思いました(笑い)。初めての壁ドンだったので不思議な感覚でしたが、監督と相談しながら、原作に忠実に、かっこいい壁ドンになったと思います。

 演じる玲苑はぶっきらぼうですが、可愛らしい部分もあるので、ただの「嫌なやつ」にならないように気を付けました。周囲をかき乱すお芝居をする場面も多く、度合いが難しかったですが、普段周りをかき乱すことがあまりなかったので、演じていて楽しかったです(笑い)。

 また、共演した杉野くんとはプライベートでも仲が良いからこそ「いとこ」という関係をよりリアルに出せたと思いますし、杉野くんの撮影の立ち居振る舞いなどに、刺激を受けました。柊聖が杉野くんでよかったです! 監督、プロデューサー、萌音ちゃん、杉野君をはじめキャスト全員で力を合わせ、僕らでしかできない作品になりました。原作を知っている方にも、知らない方にも楽しんでいただける内容になったと思うので、お楽しみに。

 ◇原作の渡辺あゆさんのコメント

 まさかの再映画化、ありがとうございます。上白石さんはとても演技がうまい女優さんだなあと、以前から応援していたので、葵役を引き受けてくださると聞いてとにかくうれしかったです。間違いなく葵になる!と思いました。そして柊聖役の杉野さん、玲苑役の横浜さん、雑誌やテレビで拝見して、これは安心して任せられそうだなと思いました。実際お会いしたときの衝撃がすごかったです。とんでもないオーラで、うかつに近づいてはいけないと思いました。少女マンガのヒーローでした。みなさんの演じる姿は、しゃべり方から仕草から、体のシルエットまで、自分の描いたキャラが3次元になってる!と錯覚するくらい目を見張るものがありました。みなさん半端ないって!!という一言に尽きます。

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