アニメ質問状:「転生したらスライムだった件」 三上悟(転生前)はイケメンである!? 今後はテンポアップ

テレビアニメ「転生したらスライムだった件」の一場面(C)川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会
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テレビアニメ「転生したらスライムだった件」の一場面(C)川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

 話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、小説投稿サイト「小説家になろう」で人気のライトノベルから生まれたテレビアニメ「転生したらスライムだった件」です。バンダイナムコアーツの杉本紳朗プロデューサーに作品の魅力を語ってもらいました。

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 --作品の概要と魅力は?

 本作は、37歳のサラリーマンが通り魔に刺されて死亡し、スライムとして異世界に転生するところから物語が始まります。主人公は異世界でリムルという名を得て、新しい人生(スライム生)がスタートするのですが、異世界には人間を含む多種多様な種族が生活しており、彼らとの交流や戦いを経て、リムルを中心とした新しい国作りが行われるようになっていきます。

 リムルとその仲間たちの、時に楽しく、時に激しく、時に悲しい物語は、視聴者の皆様に元気とパワーを与えてくれるはずです!

 --アニメにするときに心がけたことは?

 アニメ化についてはできる限り原作に忠実になるよう心がけつつ、ただなぞるだけではなく、原作コミックをベースに原作小説のエッセンスを入れたり、アニメとして見やすいシナリオを目指しています。映像についても「楽しく動く」ことを意識しながら制作が進んでいます。

 第1話冒頭の転生前後のシーンは、特に映像化が難しかったところですが、菊地康仁監督、中山敦史副監督、グラフィックデザイナーの生原雄次さんのアイデア勝負で素晴らしい映像に仕上がりました。

 --作品を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったことは?

 うれしかったことは、原作が好きなメンバーが自然と集まってチームができていることです。原作の伏瀬先生、川上泰樹先生にとても細やかに監修いただいていることも相まって、チームが同じ方向を向いて制作にあたることができています。制作現場の楽しい雰囲気を、フィルムを通して感じていただけたらうれしいです。

 大変だったことは、(リムルの転生前の)三上悟のキャラクターデザインでしょうか。初めはやぼったい感じのデザインだったのですが、伏瀬先生からもっとイケメンです、とリテークが入り……。「三上悟はイケメンである」というイメージを制作陣で共有することに一番時間がかかりました(笑い)。

 --今後の見どころを教えてください。

 物語が進むにつれてどんどん仲間が増えていき、画面もどんどん華やかになっていきます。話数を追うごとにキャスト陣の活躍で、当初予定していなかった面白いキャラクターが生まれたりもしています。物語の進行もテンポアップしていきますので、さらに楽しくご覧いただけると思います!

 --ファンへ一言お願いします。

 本作は連続2クールの作品です。2クールかけて「転生したらスライムだった件」の魅力的なストーリーが伝わるよう制作しておりますので、全話通して楽しんでいただければ幸いです。今はまだ詳細はお伝えできませんが、視聴者の方が楽しめる仕掛けも用意しています。リムル、その仲間たちの活躍にぜひご期待くださいませ!

バンダイナムコアーツ プロデューサー 杉本紳朗

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