鳥山明さんのマンガが原作の人気アニメ「ドラゴンボール」の20作目となる劇場版アニメ「ドラゴンボール超(スーパー) ブロリー」(長峯達也監督、12月14日公開)の主題歌を歌手の三浦大知さんが担当することが25日、明らかになった。タイトルは「Blizzard」(ブリザード)」で、悟空やベジータがブロリーと対戦する舞台として登場する“氷の世界”がテーマになっている。同曲を収録したCDが12月19日に発売される。
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三浦さんは、「『ドラゴンボール』はアニメで見ていて、僕たちの世代では物心ついた時には既に当たり前のように世界中で愛されている作品でした」といい、「子供のころに出合った作品の中で、自分の音楽が鳴るというのは本当に幸せなこと」と喜びを語っている。
三浦さんの起用について、林田師博プロデューサーは「いの一番に思いついたのが、三浦大知さんだった」と明かし、「高い歌唱力とキレキレのダンスはまさにワールドクラスで、その才能は国内外問わず、多くの著名クリエーターが認めるところです。『ドラゴンボール』も世界的に人気が高いのですが、相乗効果を発揮できればと思い、オファーした次第です」と経緯を説明している。
劇場版は、テレビアニメ「ドラゴンボール超」に続くエピソードで、原作者の鳥山さんが脚本とキャラクターデザインも手がけた。“伝説の超サイヤ人”のブロリーが、孫悟空の前に立ちはだかり、さらにサイヤ人の歴史も描かれる。
三浦さん、林田プロデューサーのコメント全文は以下の通り。
「ドラゴンボール」はアニメで見ていて、僕たちの世代では物心ついた時には既に当たり前のように世界中で愛されている作品でした。悟空の魅力は、自分より強い巨大なものにぶつかった時に、ワクワクして乗り越えていくところ。そのマインドがとてもすてきだなと思っています。
今回の映画でも悟空、ベジータ、ブロリーたちサイヤ人それぞれに越えなければならない壁があり、それをどう乗り越えていくのかが描かれていました。「Blizzard」は、そういうキャラクターの心情に加えて、今回闘いの舞台になっている「氷の世界」をテーマにしています。現代社会でも、普段僕たちはさまざまな情報の中で「氷塊」の中で固まっているように生きている。何かを超えるときに、氷を割って本当の自分になるにはどうしたらいいか。それは今回の映画のキャラクターにも、現代社会にも通じる普遍的なテーマだと感じたので、そういう部分を意識しながら歌詞を書きました。
子供のころに出合った作品の中で、自分の音楽が鳴るというのは本当に幸せなこと。映画を見て劇場を出たときに、「良かったな」と思ってもらえる楽曲に仕上がったなと思っているので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。
本映画の製作が決定した際、「最初から海外市場を念頭に置いた作品創り」という命題が与えられました。当然、主題歌アーティストもそれを意識しないといけないのですが、いの一番に思いついたのが、三浦大知さんです。高い歌唱力とキレキレのダンスはまさにワールドクラスで、その才能は国内外問わず、多くの著名クリエーターが認めるところです。「ドラゴンボール」も世界的に人気が高いのですが、相乗効果を発揮できればと思い、オファーした次第です。
三浦さんと直接お会いして企画会議を行ったのですが、事前に原作や脚本をしっかりと読み込まれており、いただいた質問がポイントを突いたものばかりで、ものづくりに対する真摯(しんし)な姿勢に感服しました。今回は作詞もお願いしたのですが、お陰で映画の世界観にとてもマッチしたものが出来上がり、大変満足しています。三浦さんの主題歌に負けないように、映画本編もしっかり作り込んでいきたいと思います。
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