笑福亭鶴瓶:再現度100% 実写版「アルキメデスの大戦」大里清役に「そのまんまやんけ!」

映画「アルキメデスの大戦」の大里清の原作ビジュアル(左)と大里清役の笑福亭鶴瓶
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映画「アルキメデスの大戦」の大里清の原作ビジュアル(左)と大里清役の笑福亭鶴瓶

 人気マンガ「ドラゴン桜」などで知られる三田紀房さんのマンガを実写化した映画「アルキメデスの大戦」(山崎貴監督)に、落語家の笑福亭鶴瓶さんが出演することが1日、明らかになった。鶴瓶さんは、物語の鍵を握る造船会社「大里造船」の社長・大里清を演じる。大里は、三田さんが鶴瓶さんをモデルにして描いたキャラクターで、「再現度100%」のキャスティングになったという。鶴瓶さんが山崎監督の作品に出演するのは今作が初めて。

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 映画は菅田将暉さんが主演。舞台は1930年代の日本。米国との開戦を視野に入れた大日本帝国海軍の司令部は、世界最大級の戦艦・大和を建造し、日本の国威を世界に示すという計画を立てていた。その計画に反対を唱える海軍少将の山本五十六は、大和建造を阻止するため、帝国大学100年に1人の逸材で、「アルキメデスの再来」と呼ばれる天才数学者の櫂直(かい・ただし=菅田さん)を引き入れる。櫂は数学者ならではの視点で、巨額の国費を投じる大和建造費の見積もり額に矛盾を発見し、軍部の陰謀を暴こうとする……という展開。

 菅田さんのほか、舘ひろしさん、浜辺美波さん、柄本佑さん、小林克也さん、小日向文世さん、國村隼さん、橋爪功さん、田中泯さんらも出演する。2019年夏に公開予定。

 ◇大里清役の笑福亭鶴瓶さんのコメント

 マンガで出てくるそっくりのキャラクターを演じると聞いて、何のこっちゃと思って読んでみたら、「そのまんまやんけ!」と驚きました! 原作だと会社も「鶴辺造船」でしたし(笑い)。 マンガ通りやるなら、それはもう僕が一番だと思います! 原作者の三田先生は僕に内緒でマンガを描きはったみたいですけど、出演を聞いてすごく喜んでいたようで、僕もうれしかったです。

 山崎監督とは、ぜひご一緒したかったので、出演できて本当によかったです。撮影現場の雰囲気が非常によかったのが印象的でした。スタッフもキャストもみんなで和気あいあいとして、もっと長い間撮影していたかったです。主演の菅田将暉君とは番組で何度も一緒にやらせてもらいましたが、俳優として人気も実力もすごい勢いで伸びていっている人と、こうやって一緒に映画を作れるのは面白い経験でしたね。湿度と気温が半端ない現場でしたが、楽しかったです!

 ◇原作の三田紀房さんのコメント

 もとから鶴瓶師匠の大ファンで、番組はほとんど見ています。マンガでは、主人公の櫂直をサポートする重要な役なので、ここは存在感抜群の師匠にご登場願おうと。

 勝手に描いて申し訳ありません。それもノーギャラで(笑い)。 作画中は師匠から自然にせりふがどんどん出てきて、物語作りがすごく進みました。

 マンガでも実写でもキャラクターとして神です! 映画になると聞いた時、真っ先に「鶴瓶師匠は出ていただけるの?」と聞いてしまいました。今回望みがかなってとてもうれしいです。完成を心待ちにしています。

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