「AKB48」グループの総監督を務める横山由依さんが8日、東京・秋葉原の「AKB48劇場」で行われた「結成13周年特別公演」で、次期総監督としてメンバーの向井地美音さんを指名した。交代次期は未定だが、今後は横山さんが向井地さんのサポートをしながら総監督を引き継いでいくという。
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この日の公演は、2005年12月8日の「AKB48 劇場初回公演」から毎年恒例となっている周年特別記念公演。メジャーデビューシングル「会いたかった」や「ヘビーローテーション」、最新曲「NO WAY MAN」など、これまでにリリースしてきたシングル曲(インディーズシングル2曲、配信曲1曲を含む)全57曲をフルサイズでパフォーマンス。さらに、山根涼羽さん、長友彩海さん、矢作萌夏さん、大盛真歩さん、多田京加さんの昇格なども発表された。
AKB48グループで一番のテーマは劇場を守ること、次の世代にバトンをつなぐことだと私は思っています。AKB48は良いときもあれば、悪いときもあります。でもそのときに、応援してくださるファンの皆さんがいたから前を向いて頑張ることができました。私が高橋みなみさんから総監督を受け継いで3年がたちます。「引っ張ってこれてたかな?」とか「ファンのみなさんからの真摯(しんし)な意見を運営サイドに伝えられていたかな?」と考えて、まだまだ足りないこともたくさんあると思うのですが、ここで次の世代にバトンを渡さなければいけないんじゃないかなと思いました。
私もかつてそうだったように、まだまだ頼りない部分もある後輩たちがいるのですが、立場が人を育てるという言葉があるように、私も総監督を受け継いでから、考え方がしっかりした部分もあるし、自分の中で覚悟ができた部分もあるし、成長できたところがあると思います。今日この場で次期総監督を指名して、その子の成長を見守って、その子にグループを任せられると私が思ったときに卒業をしようと思います。その子がしっかりするまでは、私もAKB48のメンバーとして、一員として、いさせてほしいです。それでは、次期総監督を指名したいと思います。
次期総監督は、向井地美音ちゃんにお願いしようと思います。
美音にしようと思った理由は、すごくAKB48のことが大好きで、楽曲もダンスもメンバーのこともそうですし、もちろん一番にファンのことも大好きで、その思いがすごく伝わってきたので、美音なら、たかみなさんや先輩から私たちが引き継いできたものを、このまま守って残してくれるんじゃないかなと思ったので、美音にしました。私にも欠点がたくさんあるんだけど、美音も根が優しいから、人の意見に流されやすいところがあります。たかみなさんに私も言われたけど「リーダーは嫌われる勇気を持って」という言葉があります。孤独を感じることがあるかもしれないけど、そのときは私も一メンバーとして支えるし、たくさんのメンバーが支えてくれるから、“AKB48愛”を持って、総監督をやってくれたらいいなと思っています。
ありがとうございます。今年の総選挙のスピーチのときに、いつかAKB48の総監督になりたいと言わせていただいたのですが、それから横山さんの背中をより近くで見せていただくようになったり、今日もこんなにAKB48の13年の歴史をセットリストで感じる中で、こんなに大きなグループだったり、たくさんのメンバーの中で自分が総監督になりたいとあのとき言っていいのかと思ったことはあったのですが、こういうふうに横山さんに指名していただけたことが本当にうれしくて、私はAKB48の愛は、皆さんに誓って「愛を持っています!」と言えるので、その気持ちを大切に一番に持って、総監督になれるように精いっぱい頑張りたいと思います。たくさん未熟な部分があると思いますが、頑張りますので応援よろしくお願いします。
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