プリキュア:劇場版のベビープリキュア誕生秘話 総作画監督・稲上晃、脚本・香村純子が語る

「映画HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」のトークイベントに登場した(左から)東映アニメーションの神木優プロデューサー、総作画監督の稲上晃さん、宮本浩史監督
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「映画HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」のトークイベントに登場した(左から)東映アニメーションの神木優プロデューサー、総作画監督の稲上晃さん、宮本浩史監督

 人気アニメ「プリキュア」シリーズの15周年記念作で劇場版最新作「映画HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」(宮本浩史監督)のスタッフによるトークイベントが13日、T・ジョイSEIBU大泉(東京都練馬区)が開催された。劇場版には、歴代55人のプリキュア、プリキュアが小さくなったベビープリキュアが登場。初代「ふたりはプリキュア」などのキャラクターデザインを担当し、劇場版の総作画監督を務めた稲上晃さんは「55人のプリキュアを縮めるにあたり、それぞれの特徴を踏まえつつ、パーツを省略したり、可愛くシンプルにしたり……と大変でした」と明かした。

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 プリキュアを小さくするというのは、脚本を担当した香村純子さんのアイデアだった。プリキュアは小さくなることで記憶を失う。香村さんは「小さな子供には記憶をなくすというのは分からないかもしれないので、小さくしてみた。『HUGっと!プリキュア』のテーマの子育てとも合致する」と説明した。

 また、稲上さんは、シリーズが15周年を迎えたことについて「(シリーズの生みの親ともいわれる)鷲尾(天プロデューサー)、西尾(大介)監督と3人で話をしていた時は15年後、こんなことをしているとは夢にも思っていなかった。今回は、初代が活躍するということで、お話があり、感慨深かった。プリキュアはそれぞれのシリーズで、いろいろな人がバトンをつないできた。シリーズを作ってきた大勢のスタッフ、みんなに感謝したい」と語った。

 劇場版は「想い出」がテーマで、放送中の「HUGっと!プリキュア」のキュアエールと「ふたりはプリキュア」のキュアブラックが、プリキュアの“想い出”を奪い、口癖や技をコピーする特殊能力を持つミデンを倒すために立ち上がる。55人の歴代プリキュアが総出演することも話題になっている。イベントには、宮本監督、東映アニメーションの神木優プロデューサーも登場した。

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