家、ついて行ってイイですか?:“仕掛け人”高橋弘樹Pがノウハウ公開 著書「1秒でつかむ」発売

テレビ東京の高橋弘樹プロデューサーの最新刊「1秒でつかむ」
1 / 1
テレビ東京の高橋弘樹プロデューサーの最新刊「1秒でつかむ」

 テレビ東京の人気バラエティー番組「家、ついて行ってイイですか? 」などを手がける同局の高橋弘樹プロデューサーの著書「1秒でつかむ」(ダイヤモンド社、1800円・税抜き)が19日、発売された。これまでに数々の番組を手がけてきた“仕掛け人”高橋プロデューサーが、“1秒でつかみ、1秒も飽きさせない、32の技術”と題して、「全思考・全ノウハウ」を公開する。

ウナギノボリ

 高橋プロデューサーは、1981年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。2005年テレビ東京入社。タレントの吉木りささんに画面を通してひたすら怒られるだけの番組「吉木りさに怒られたい」や「ジョージ・ポットマンの平成史」など、プロデューサー・ディレクターとして数々の番組を制作。プロデューサーを手掛ける「家、ついて行ってイイですか? 」では、ひたすら市井の人を取り上げ、これまでに600人以上の一般人の人生ドラマを描き続けている。

 「1秒でつかむ」は、カメラマン、脚本、編集も兼任し、書いた脚本は約2000ページ、ロケ本数300回以上、編集500本以上という高橋プロデューサーが、「企画術」と「伝える技術」を解説。「最も根本的な価値」を否定する「新ジャンル開発力」や、「見たい」と思わせる「設定」について説いた「設定力」などを紹介している。

 「1秒でつかむ『見たことないおもしろさ』の作り方」「人の心に突き刺さる『深さ』の作り方」といったテーマの全5章で構成。目次には「限界突破力」「価値観が逆転する『目線力』」「親鸞式『ネガティブLOVE』力」「チェーホフの銃力」「東野圭吾力」といった言葉が並んでおり、高橋プロデューサーは「本書は『なんかやる気が出てくる!』だけの本ではなく、『リアルに強力な武器を得た』という状態になる、本です」とコメントしている。

 <プロフィル>

 たかはし・ひろき 1981年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。2005年テレビ東京入社。「吉木りさに怒られたい」「ジョージ・ポットマンの平成史」「パシれ!秘境ヘリコプター」などでプロデューサー・演出を担当。「TVチャンピオン」「空から日本を見てみよう」「世界ナゼそこに?日本人」「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」などでディレクターを務める。ネット配信連動番組「人生を諦める技術講座」、SNS連動番組「大正生まれだけど質問ある?」、ドラマ「文豪の食彩」などで脚本・演出・プロデューサーを担当。著書に「TVディレクターの演出術」(筑摩書房)、「敗者の読書術」(主婦の友社)などがある。

テレビ 最新記事