特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズの劇場版最新作「平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」(山口恭平監督)が22日から新宿バルト9(東京都新宿区)ほかで公開される。2000年に放送を開始した平成仮面ライダー第1作「仮面ライダークウガ」から、放送中の第20作「仮面ライダージオウ」まで歴代平成仮面ライダーが結集し、共闘する姿を描く。
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常磐ソウゴ/仮面ライダージオウ(奥野壮さん)と、桐生戦兎/仮面ライダービルド(犬飼貴丈さん)の世界で、別人と入れ替わるように仲間たちが次々と記憶を失う異変が発生。そんな2人の前に、シンゴという少年を追うスーパータイムジャッカーのティード(大東駿介さん)が現れる。シンゴを守るため戦う中で、ソウゴは仮面ライダー好きの青年アタル(福崎那由他さん)と出会う。戦兎はティードに単身戦いを挑むも洗脳されて操られてしまう。そんな中、アタルは「仮面ライダーは現実の存在ではない」と告白する……というストーリー。
仮面ライダージオウは当初、そのデザインの斬新さが話題となった。各ライダーの平仮名やカタカナなどの表記が見事にマッチしていてカッコよく、それでいてほのかに漂う可愛らしさもたまらない。同じようなタイプのディケイドとのすみ分けもうまくできている。
仮面ライダーがフィクションになった世界というストーリー展開は衝撃的で、平成シリーズが一挙登場する“お祭り”的な意味合いを含めて、物語の面白さが秀逸。人それぞれ思い入れがあるライダーの活躍を楽しみながら見るのも一興だ。(遠藤政樹/フリーライター)
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