ダンダダン
第12話「呪いの家へレッツゴー」
12月19日(木)放送分
フジテレビの深夜アニメ枠「+Ultra(プラスウルトラ)」で9日から放送されるオリジナルアニメ「revisions リヴィジョンズ」のメインキャラクターの一人で、未来人のミロを演じる人気声優、小松未可子さんに、オリジナルアニメならではの演技、挑戦になったという今回の作品について聞いた。
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「リヴィジョンズ」は原作がなく、「コードギアス 反逆のルルーシュ」などの谷口悟朗監督が手がけるオリジナルアニメだ。マンガやライトノベル、ゲームなどが原作のアニメも多いが、原作がある場合とオリジナルの場合では声優のアプローチが変わることはあるのだろうか?
「原作があると助かる部分もあります。キャラクターがどうなるかが見え、キャラクター像が出来上がっているので、それに寄せないといけません。オリジナルもある程度のキャラクター像がありますが、ゼロから作り出しやすい。選択肢がありすぎて難しいところもありますが。詳細を知っていた方が組み立てやすいキャラクターもいれば、知らない方がいいキャラクターもいます。『リヴィジョンズ』は全容を見ずに、ストーリーの一つ先だけ見ていました。楽しみにしたかったので」
「リヴィジョンズ」は、誘拐された過去を持つ高校2年生・堂嶋大介と幼なじみたちが、「渋谷転送」に巻き込まれ、渋谷の街ごと300年以上先の未来に飛ばされ、未来人リヴィジョンズや巨大な機械の化け物と戦うことになる……というストーリー。小松さんが演じるミロは、世界的に流行した感染症で破滅した未来、罹患(りかん)せず生き残った数少ない人類の子孫。人類が生き残る未来を守る組織アーヴのエージェント・バランサーで、感情表現が乏しい。オーディション時は、ストーリーの全容が分かっていなかったといい、少ない資料を読み解きながら、ミロを演じた。
「ミロは未来の人間であり、人類の存亡をかけた戦いの中で、仕事をこなす。異質な存在で、人間らしい温かみが感じられず、悪か善か分からないと判断していました。海外の映画やドラマに出てくるエージェントのようなイメージ。私がこれまで演じてきたのは露(高橋李依さんが演じる張・露・シュタイナー)のようなキャラクターの方が多かったんです。だから意外でした。谷口監督とは『純潔のマリア』でご一緒させていただいたことがあり、その時は男の子の役(プリアポス)でした。そのキャラクターのイメージをうまく覆して演じなきゃ!というプレッシャーもありました」
「これまで演じてきたのは露のようなキャラクターの方が多い」という言葉からも分かるように、ミロ役は小松さんにとって挑戦でもあった。小松さんは占師でタレントのゲッターズ飯田さんの占いで「これまでやったことがないキャラに出会える」と言われたことがあり「それがミロだった」という。
「ミロのように言葉に説得力のあるキャラクターを演じるキャリアは、声優として必要になってくる。自分には早いのかな?とも思っていました。最近は自分よりも年上のキャラクターも増えていますが、男勝りだったり、強気のキャラクターが多いんですよね。それに、海外ドラマや映画の吹き替えをやらせていただく機会が増えていて、アニメよりも大人っぽい演技を求められることもあります。その経験が生きたかもしれませんね」
「今後はいろいろな役に挑戦してみたいですね。これまで演じてこなかった役のオーディションを受けてみたい。年上を演じすぎると、高校生役ってどうだったっけ!?となったりして」とも話す小松さん。挑戦は続く……2019年もさまざまな作品で熱演を見せてくれそうだ。
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