荻野目洋子:23年ぶり出演ドラマはネット動画が題材「ブランクを感じる暇なかった」

ドラマ「ネット歌姫~パート主婦が、歌ってみた~」の会見に登場した荻野目洋子さん
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ドラマ「ネット歌姫~パート主婦が、歌ってみた~」の会見に登場した荻野目洋子さん

 歌手の荻野目洋子さんが7日、東京都内で行われたドラマ「ネット歌姫~パート主婦が、歌ってみた~」(NHK・BSプレミアム)の会見に出席。今回が23年ぶりのドラマ出演となることについて荻野目さんは、「しばらくドラマのお仕事をしていなかったので、『今の私にできるだろうか』という驚きがあった」とオファーを受けた際の心境を告白。久しぶりの撮影は、「以前経験したことのあるドラマの撮影現場ではカット割りが多くて、同じシーンでも何度も撮り重ねる感じでしたが、今回は本当に『リハーサルをやりましたか?』くらいの感じですぐに本番という、戸惑う暇もないぐらい」と感じ、「それが私にとってはブランクを感じる暇なく、ライブ感のある撮影現場でした」と振り返った。

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 荻野目さんはYouTubeに投稿された“バブリーダンス”などをきっかけに自身の代表曲「ダンシング・ヒーロー」が注目されたが、「自分の楽曲がYouTubeを基に注目していただいた昨今があるので、音楽的には今まで(YouTubeとは)密接な関係でしたが、現場で脚本の基になった方ともお会いして、(ドラマ化されるなど)いつでも誰もが明日は分からない可能性を秘めていると感じました」と語った。

 今作では主人公がネット動画の投稿主として次第にブレークしていく姿を描いている。「(荻野目さんが演じる富岡)もとかが注目され始めて家庭の時間がおろそかになりつつあるシーンは、(自分自身が)主人から指摘されることはなかったのですが……」と荻野目さんは前置きし、「レコード大賞とか歌番組に出させていただいたときはかなり忙しくなって、そのころ、受験生の子供の母親であり、お弁当を届けてからテレビ局に戻るという現実だった。シチュエーションは違いますが、同じような危機感は感じました」と自身の体験に重ねていた。会見には、高橋克典さん、浅香航大さんらも出席した。

 ドラマは、今や子供の憧れの職業として「YouTuber」が並ぶ時代に、思いがけずネット歌姫となった一人の主婦の実話に基づく物語。富岡もとか(荻野目さん)は2人の娘と、どこか頼りないが優しい夫・雅俊(高橋さん)と幸せに暮らす平凡な主婦。ある日、パート仲間と行ったカラオケをきっかけに投稿動画に興味を持ち、雅俊の協力で歌の動画を投稿するが反応はさっぱり。そんな折、もとかの歌唱力に目を付けた大学生の松尾徹(浅香さん)に誘われるまま、コンビで動画作りを始めると人気は急上昇。もとかはすっかりのめり込むが、雅俊に知らせずにいたことで、大きなトラブルと家族に危機をもたらすことになる……というストーリー。26日午後10時~同11時半に放送される。

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