宮野真守:“ぐうたら”スパイダーマン役に「僕にしかできない」

劇場版アニメ「スパイダーマン:スパイダーバース」の公開記念舞台あいさつに登場した宮野真守さん
1 / 1
劇場版アニメ「スパイダーマン:スパイダーバース」の公開記念舞台あいさつに登場した宮野真守さん

 声優の宮野真守さんが9日、東京都内で行われた劇場版アニメ「スパイダーマン:スパイダーバース」(ボブ・ペルシケッティ監督、ピーター・ラムジー監督、ロドニー・ロスマン監督)の公開記念舞台あいさつに登場した。宮野さんは同作の日本語吹き替え版でピーター・パーカーの声優を務めており、「今回のピーターは、カッコいいスパイダーマンから外れた、うだつの上がらないおじさんスパイダーマン。これはある意味、僕にしかできないと思って臨みました」と語った。

ウナギノボリ

 宮野さんは、「ピーター役といわれたときは、正直僕でいいのかとドキドキしました。でも、台本を開いたら様子がおかしかった」と笑顔で振り返り、「(ピーターは)ぐうたらなんです。自分の実年齢と近い役なので、僕がぐうたらしたらこんな感じだと思いながら演じました」と明かした。舞台あいさつには、声優の小野賢章さん、悠木碧さんも登場した。

 「スパイダーマン:スパイダーバース」は、米マーベル・コミックの人気キャラクター「スパイダーマン」の劇場版アニメ。時空がゆがめられたことによって、異なる次元で活躍するスパイダーマンたちが集結する。新生スパイダーマンとして活躍する主人公の中学生のマイルス・モラレス、師匠のピーター・パーカー、女性スパイダーマンであるスパイダー・グウェンなどが登場。日本語吹き替え版は、小野さんがマイルス、悠木さんがスパイダー・グウェンを演じる。第91回アカデミー賞の長編アニメーション賞に選ばれたことも話題となった。

アニメ 最新記事