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HUMAN LOST 人間失格:本広克行×冲方丁で太宰治の傑作をSFアニメに 声優に宮野真守

アニメ
劇場版アニメ「HUMAN LOST 人間失格」のティザービジュアル (C)2019 HUMAN LOST Project

 太宰治の小説「人間失格」をリメークした劇場版アニメ「HUMAN LOST 人間失格」が今年公開されることが23日、分かった。アニメは、昭和111年の東京を舞台とした近未来SFで、大ヒットシリーズ「踊る大捜査線」やアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズで知られる本広克行さんがスーパーバイザーを務め、時代小説「天地明察」などで知られる作家の冲方丁(うぶかた・とう)さんがストーリー原案、脚本を手がける。声優の宮野真守さんが主人公・大庭葉藏の声優を務める。アニメ「亜人」や劇場版アニメ「GODZILLA」シリーズなどのポリゴン・ピクチュアズが製作する。

 「HUMAN LOST 人間失格」は、医療革命により死を克服した昭和111年の東京が舞台。人々は体内のナノマシンと、それらをネットワークにより管理するS.H.E.L.L.体制により無病長寿を約束されていたが、その究極的な社会システムは、国家にさまざまなひずみを生み出していた。そんな中、薬物に溺れ怠惰な暮らしを送る大庭葉藏は、暴走集団と行動する謎の男・堀木正雄と共に特権階級の住む環状7号線内(インサイド)への突貫に参加し、激しい闘争に巻き込まれる……という展開。

 アニメは、「Pokemon GO」などのコザキユースケさんがキャラクターデザインを担当し、「ファイナルファンタジーXI」などのプロジェクトに参加する富安健一郎さんがコンセプトアートを手がける。「アフロサムライ」などの木崎文智さんがメガホンをとる。

 宮野さんと本広さんらスタッフのコメントは以下の通り。

 ◇宮野真守さんのコメント

 誰もが知る、太宰治の傑作「人間失格」を原案とした、日本発のダークヒーローが誕生しました! 本作は、最新の映像技術を駆使した痛快なアクションの中に、日本人だからこその精神性、わびさびのある世界観が展開される、まさに日本人にしか作れないエンターテインメント作品です。世の中に翻弄(ほんろう)され、「生」と「死」のなんたるかを突き付けられ、苦しみながら、それでも進んでいく葉藏の姿から、皆様にもぜひ、「生きる」とはどういうことか、感じていただきたいです。公開をお楽しみに!

 ◇本広克行さんのコメント

 この著名な文学作品を近未来SFへ置き換えるにあたり、世界観に「現代」を反映させるための設定をいくつか提案しました。その後、脚本の冲方さんと木崎監督が作品にドライブをかけ、現場を支えてくださったスタッフの皆さんと共に長い長い道のりを踏破してついにここまでたどり着いたことへ、心から敬意を表します。まさに今、我々が直面している問題の数々が織り込まれた、見応えのある作品になっているので、ご期待ください。

 ◇木崎文智監督のコメント

 近代古典文学「人間失格」を“SFエンターテインメント作品”として再構築する。「そんなことが可能なのだろうか」と、先の見えない深いもやの中をもがきながらの作業でもありました。多くのスタッフの尽力で製作した本作「HUMAN LOST 人間失格」も、原典と同じく多くの方々の心に刺さってくれることを切に願っております。

 ◇冲方丁さんのコメント

 日本の古典文学をSFアクションとして再継承する試みはしばしばみられますが、本企画は中でも一段突き付けたものとなった、という予感を抱いています。実際どうであるかは視聴者や後世の批評家に判断を委ねるばかりですが、文芸サイドの担当者としては、多くの日本人が心の底で無意識に継承する社会的ビジョンを鋭く切り抜いた作品になったと感じています。「人間を失格する」という今なお刺激的な言葉の向こう側で我々が見いだしたもう一つの日本の未来を、どうかご覧ください。

 ◇コザキユースケさんのコメント

 アニメーション映画「GODZILLA」3部作に引き続き、ポリゴン・ピクチュアズさんでの作品に参加させていただき、大変うれしく思います。今作、素晴らしい実績のスタッフの皆様と共に、見たことが無いような種類の迫力や不穏さをお届けできるかと思います。ぜひ、お楽しみにしてください。

 ◇富安健一郎さんのコメント

 この作品の世界観表現(コンセプトアート)は、過去の中に未来を探すような冒険の旅でした。見たことのない完璧な世界を探して、不完全な世界観に限界まで攻め込みました。現代をサバイブする人に、この欠落(ロスト)した世界にジャックインしてほしいです。

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