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アニメ質問状:「鬼滅の刃」 水の呼吸で初めて見たアニメ表現 マンガがアニメになるワクワクと喜びを

アニメ マンガ
アニメ「鬼滅の刃」の一場面(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんのマンガが原作のテレビアニメ「鬼滅の刃(きめつのやいば)」です。アニプレックスの高橋祐馬プロデューサーに作品の魅力を語ってもらいました。

 --作品の概要と魅力は?

 「週刊少年ジャンプ」にて連載中の「鬼滅の刃」を原作としたテレビアニメです。主人公の竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が、鬼になってしまった妹の禰豆子(ねずこ、「禰」は「ネ+爾」が正しい表記)を人間に戻すためさまざまな困難に立ち向かい成長していく物語が、少年マンガの王道の熱さと共に、時に切なくも描かれます。アニメーション制作は「テイルズ オブ」シリーズや「劇場版「Fate/stay night[HF]」などを手がけられたufotable。マンガの魅力を最大限に描き出したアニメ、一行で言うと「めちゃくちゃ面白い、毎週ワクワクできるアニメ」です!

 --アニメにするときに心がけたことは?

 アニメとして「最高の“鬼滅の刃”を作る」が全ての指針です。原作が非常に面白いので、「鬼滅にとって何が良いのか」「どうすれば鬼滅の魅力を最大限引き出せるのか」にスタッフ、キャストが真摯(しんし)に向き合っています。

 例えば、第1話で冨岡義勇が叫ぶシーン(「生殺与奪の権」を炭治郎に問うシーン)は、当初、一度作画を終えて色を付けてみたところ、原作の迫力から少し遠かったため、なぜそう感じるかをさまざま検討した上で、輪郭の作画の濃淡や色合いなどを何度も何度もやり直し今の迫力ある映像に至っています。そうした努力をあらゆる作業、映像も音楽も声も全てで一切惜しまず、アニメ制作が進んでいます。本編BGMは、毎話ごとにフィルムスコアリング(映像に合わせて音楽を作る手法)です。

 --作品を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったことは?

 炭治郎が繰り出す“水の呼吸”のアニメ表現を見た時、子供の頃に感じたような、マンガがアニメになるワクワクと喜びを強く抱いたのでうれしかったです。逆に言えば、あの表現を作られるスタッフ皆さんは本当に大変で、アニメ「鬼滅の刃」は、マンガに真摯に向き合うすごい映像力の連続です。水の呼吸の映像は、作画と3Dのハイブリッドで制作されているのですが、現在の表現に至るまで監督とスタッフが動きやビジュアルについてアイデアを出し合い、何度も試行錯誤を重ねて作られています。あの表現は「葛飾北斎の浮世絵にある波をイメージし、それを動かす」というコンセプトなのですが、言うは易(やす)く行うは難しで、初めて見たアニメ表現だったので驚きました。

 また、例えば炭治郎や義勇たちの衣装の模様が当たり前のように自然に動いているのも作画で一枚一枚丁寧に描かれているからこそなので、そうした一つ一つの積み重ねを含め、物語やキャラクターたちを楽しんでもらえたらうれしいです。

 --今後の見どころを教えてください。

 「毎週面白い!」ことです。鬼殺隊に入隊した炭治郎が、第6話以降、初の任務に向かいます。敵である新たな鬼との対峙(たいじ)や味方との出会いを通して描かれる物語は、良い意味で第5話までよりさらに面白いです。週刊少年ジャンプの一ページ一ページを毎週ワクワクして読むのと同じ楽しい時間をお届けしますので、ぜひご覧ください。

 --ファンへ一言お願いします。

 テレビアニメ「鬼滅の刃」は、2クール、全26話でお届けします。毎話、見どころや新たな展開が詰まっていますので、9月末まで、ぜひ、炭治郎たちの物語を楽しんでいただければうれしいです。オープニングに出ているキャラクターたちがいつ登場するかにもご期待ください! 善逸と伊之助、めっちゃいい感じですよ!

 アニプレックス 企画制作部4課 プロデューサー 高橋祐馬

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