和田アキ子さん(アッコさん)のものまねでブレーク中のタレント、Mr.シャチホコさん。歌まねではなく、普段のアッコさんのしゃべりものまねだからこそできる、海外ドラマシリーズ「プロジェクト・ブルーブック」(エーアンドイーネットワークスジャパン)のPR動画「アッコと学ぶ新作ドラマ『プロジェクト・ブルーブック』」が公開中だ。動画では、アッコさんがドッキリに引っかかる様子までものまねで見せている。Mr.シャチホコさんに、本人から公認をもらったものまねのエピソード、ブレークの実感、アッコさんの存在は「神」という感謝の思いなどを聞いた。
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バラエティー番組にひっぱりだこのMr.シャチホコさん。「ショッピングモールやお祭りに呼んでいただいたときに、集まってくれるお客さんがすごく増えているのがうれしい。逆に新しいネタも見つけなきゃ、というプレッシャーも感じています」と恐縮する。
ものまねタレントは普段、気づかれないこともあるが、妻で同じくものまねタレントのみはるさんと一緒に密着番組に出演したこともあり、「素の自分でも、意外と気づかれますね。妻と一緒だと特に」とブレークを実感している。街でも「シャチホコとか、シャチさんとか(呼ばれる)。でも、あるテレビ局で歩いていると『アッコさん』って呼ばれたり、ビクッとされたりしますね。(TBS系『アッコにおまかせ!』が生放送される)日曜日とか」と明かす。
Mr.シャチホコさんがそんなに有名になったのは、バラエティー番組「林先生が驚く初耳学!」(TBS系)で、アッコさん本人との初共演を果たしてから。番組では「アッコさんが勝手にものまねをしている初対面のMr.シャチホコさんに怒っていて、ものまねの公認をしてくれない」というドッキリが仕掛けられており、「めちゃめちゃ怖かったですね。アッコさんから『あいさつに来てへんやろ?』と言われて、どうしようもなかったです。言い訳しまくりまして、結果的に、耐えきれなくて泣いちゃいました」と振り返る。その後「『本当は私もどっきりなんてやりたくなかったんよ。かわいそうに』って、アッコさんも泣いちゃったんですよ。2人のアッコさんが泣く、カオスな画(え)でした」と裏話を明かす。
それまでも仕事は徐々に増えていたが、番組共演でものまねの公認をもらい、アッコさんがインスタグラムにツーショット写真を掲載してから仕事は激増したという。「自分のスランプグラフがあったら、その(公認の)瞬間から直角に上がったイメージ。出演番組数が6、7倍くらいになった。月に30本以上、1日1本以上、ラジオなりテレビなりの出演が決まっている状態になりました」と驚異の伸びを見せ、「(ブレークは)こういう感じなんだ。お仕事が決まってスケジュールがどんどん埋まっていく夢のような話」と喜んだ。
アッコさんの話し方や仕草を“完コピ”したようにそっくりにまねするMr.シャチホコさんが見るアッコさんは? 「必要以上にと言っていいほど丁寧な方ですね。厳しいイメージがあると思うんですけれど、それはたぶんご自身にも厳しいからだと思います。どんなに後輩でも丁寧に振る舞われます」と表現する。
そんなアッコさんの存在は「ゴッド姉ちゃんと言われているくらいですから、神ですね。自分の人生を変えてくれた方」と感謝する。一方で「怒られそうだな……」と言いつつ、「(アッコさんが)普通にしゃべっているだけでも、どんどんネタが増えてく。何にも意識せずに話す姿も突っ込みどころ満載、現在進行形でネタになるんです」「アッコさんの長い芸能生活の歴史を掘り下げていっても、新しい切り口がまだまだ広がっていく感じ」とネタとしての魅力も語り、「もちろん他のものまねもやりますが、アッコさんは、これから先もずっとやっていきたい」と力を込める。
歌手の中島みゆきさんや天童よしみさんのものまねをする妻みはるさんとは共演する機会も多い。一緒に出たい番組を聞くと、意外にも歌番組ではなく、「ロケに行きたい。いろんなところで、食リポもしたいです。ロケに一緒に行くとデートしているみたい」と思いをはせる。アッコさんとみはるさんとの3人での番組出演はまだないといい、「また次にアッコさんとお会いした時に、『シャチホコ、腕を上げたな』って。これ僕のネタなんですけど(笑い)、そんなふうに言ってもらえるよう、頑張りたい」と前向きに語った。