なつぞら:広瀬すず、草刈正雄と最後の北海道ロケも「実感ない」 

NHKの連続テレビ小説「なつぞら」の最後の十勝ロケに参加した広瀬すずさん(右)と草刈正雄さん
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NHKの連続テレビ小説「なつぞら」の最後の十勝ロケに参加した広瀬すずさん(右)と草刈正雄さん

 女優の広瀬すずさんが主演を務めるNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」の最後の北海道ロケが行われ、ヒロインのなつを演じる広瀬さんや泰樹役の草刈正雄さんが参加。ドラマは昨年6月に同地でクランクインし、1年が経過したが、「1年前にここに来てもう1年たって、時の流れを感じています。演じる年齢も変わってきているので新鮮な気持ちで演じています」と話す広瀬さん。「今日で最後のロケとなるかもしれないけど、季節ごとに来ているのでまた来ることができるんじゃないかと、最後という実感はない。久々の北海道メンバーと北海道ロケに来られたので楽しかったです」と振り返った。

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 4回目の北海道ロケにもなったが、「同じ場所でも毎回景色が違うし、食べ物がおいしくて、人が優しい」という印象で、「毎回楽しみなロケ。今回もただいま! 家族のところに、実家に帰ってきた感じ」という広瀬さん。

 撮影はここからラストスパートに入るが、「もうここまで撮ったんだ、でも放送ではまだここかと不思議に思う。なつの濃厚な人生を必死に歩んでいるので、高校生を演じていた時、また、東京に初めて出てきた時とは明らかに気持ちが違う」と変化を感じる一方で、「改めて(番組が)広い世代に愛されてるんだな」と感じる日々で、「人に支えられて生きているというのが『なつぞら』の魅力的なところ。自分自身もキャスト、スタッフ、地元の皆さんに支えられている」と実感していた。

 「なつぞら」は、100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。戦後、北海道・十勝地方に移り住み、移民1世の柴田泰樹から開拓者精神を学んだなつは、高校卒業後に上京。当時「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人・山田天陽から手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく……というストーリーが展開する。

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