小畑健:原画約500点、「DEATH NOTE」新作読み切り、描き下ろし作品も 展覧会7月13日から

展覧会「画業30周年記念 小畑健展 NEVER COMPLETE」の様子
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展覧会「画業30周年記念 小畑健展 NEVER COMPLETE」の様子

 「DEATH NOTE(デスノート)」などで知られる小畑健さんの画業30周年を記念した展覧会「画業30周年記念 小畑健展 NEVER COMPLETE」が7月13日から「アーツ千代田 3331」(東京都千代田区)で開催される。12日、マスコミ向けの内覧会が行われ、原画や同展のための描き下ろしイラスト、「デスノート」の新作読み切りの一部がお披露目された。

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 展覧会は、1万5000枚を超えるアーカイブの中から厳選した約500点の原画や資料を展示。「デスノート」「ヒカルの碁」「バクマン。」「プラチナエンド」などの原画が展示され、小畑さんの30年間の活躍を振り返る内容となっている。

 展覧会のタイトルには、「全ての絵は決して自身にとっての“完成形”ではない。目指したい表現はまだまだ描く先にある――」という小畑さんの思いが込められており、「完成しない」をコンセプトとした「Never Complete」と題したコーナーも登場。展覧会会期中に小畑さんが描き進めていくというイラストの展示や、「デスノート」の新作読み切りの一部、最新作「プラチナエンド」の制作過程を公開する。

 内覧会に登場した小畑さんは、「30年やってきた自分の作業を振り返ることはあまりしないが、今回はすごくいい機会となった。個性がない、マンガ的な絵ではないというコンプレックスを持ってきたが、実はあまり主張しない絵だったおかげで、いろいろな原作と組んで、いろいろな作品が残せたのではないかと思う。この先も描き続けていく中で、今回自分が気づけたことをヒントにしてこれからも進んでいけるのではないか」と思いを語った。

 展覧会は7月13日~8月12日に開催。

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