ダンダダン
第5話「タマはどこじゃんよ」
10月31日(木)放送分
「ミニオンズ」や「SING/シング」などを手がけたイルミネーション・エンタテインメントの劇場版アニメ「ペット」の続編「ペット2」(クリス・ルノー監督)が7月26日に公開される。日本語吹き替え版で、悪徳サーカスの団長・セルゲイと、そのペットであるオオカミたちの首領の声優を務めるのが、宮野真守さんと高木俊さんだ。過去にはユニットを組んでコントライブを開催し、現在はウェブラジオのMCとして共演するなど親交の深い二人だが声優としての共演は久々という。飼い主とペットという役柄に「役作りゼロでいけた」と笑顔で話す宮野さん。共演の経緯やアフレコの様子などについて聞いた。
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「ペット」は、ニューヨークを舞台に、飼い主がいない間にペットたちが巻き起こす騒動を描くアニメ。続編の日本語吹き替え版では、お笑いコンビ「バナナマン」の設楽統さんと日村勇紀さん、佐藤栞里さん、永作博美さん、梶裕貴さん、沢城みゆきさん、中尾隆聖さんが前作から続投する。
――今回2人が共演することになった経緯を教えてください。
宮野さん 前作「ペット」では、タカのタイベリアス役で出演しました。「ペット2」ではタイベリアスが登場しないのですが、「宮野さんに別の役でぜひ」とおっしゃってくださって、なんてうれしいんだ、ありがたいんだと喜んでいました。その数日後に「高木さんにオファーするのってありですか?」と僕の事務所に話が来たんです(笑い)。それで、マネジャーさんから「どうします?」と。いや、どうするもなにも全然いいんじゃないみたいな(笑い)。それは素晴らしいよねと。
高木さん すごくビッグタイトルじゃないですか。それなのにマネージャーさんが「仕事のオファーが来たんですけど」という軽い感じで来たから、最初は何の仕事かな、怖いなと思っていたら「ペット2」で。いやいや、もうちょっとすごいテンションで来てくださいよ、と思いました。
――今回演じるのは、飼い主とそのペットという関係です。
宮野さん (2人の関係性の)まんまじゃないかと。
高木さん 全然まんまじゃないです!
宮野さん 地で行ける! 役作りゼロで行けた(笑い)。きっとプロデューサーさんが「あれ、宮野さんのしもべ役がいない」と思ったんじゃないですか。「じゃあ、宮野さんの実際のしもべでいいんじゃない?」となったんだと思います(笑い)。
高木さん 俺、しもべ感あります?(笑い)。相棒にしてください。
――高木さんは、今回が吹き替え初挑戦となります。
高木さん こんなビッグタイトルで初めての吹き替えができるとは思わなかったので、本当に「ありがとうございます」という気持ちです。しかも、宮野君のペット役。分からないことがあったら宮野君に聞こうと思って。アニメの声優はこれまでもやっているんですが、台本を見たら全然知らない用語がたくさんあったんです。
宮野さん 吹き替えの仕事は、音の説明の表記も記号で台本に書いてあるんです。それが分からなかったらしくて。台本の読み方が分からないと、萎縮しちゃうんじゃないかなと思って。
高木さん 萎縮してました。「やばい」と、一回台本閉じましたもん。
宮野さん だから、僕が伝えられる分は伝えて。お芝居はもう問題ないと思いますし。
――高木さんのアフレコの時には、宮野さんも駆けつけたと聞きました。
宮野さん そうなんです。心配で見に行きました。粗相がないか(笑い)。ただ、粗相はなかったんですけど印象に残ろうとするんですよ。次また呼ばれようとしやがるんですよ。大げさにやってみたりして(笑い)。
高木さん 次回があればと(笑い)。現場がすごく温かい空気だったので、すごくやりやすくて、本当にリラックスして楽しみながら演じることができました。
宮野さん 高木君のアフレコを見に行った時は、どういう空気感なんだろうと思ってドキドキしていたんです。ピーンと張り詰めていたら嫌だな、めたくそに言われていたらどうしようと。実際はすごく和やかで、高木君が発することに現場が盛り上がっていたから、全然心配ないなと思いました。ただ、僕が入った瞬間、高木君と目が合って、急に緊張し始めましたね。
高木さん やばい!って。キュッと硬くなりました。
宮野さん その顔が見えたので、すぐに出て行きました。その後にまたこっそり入って見ていました。
――吹き替えならではの、演じる上での難しさや面白さは?
高木さん オリジナルキャストがいらっしゃるものを日本語でやるというのが新鮮でした。難しいと思いながらも、向こうの方(海外のオリジナルキャスト)のお芝居を参考にできるという面白さがありました。
――宮野さんが演じるセルゲイは「セルゲイ、そんな暇じゃない」などと独特のしゃべり方をするキャラクターです。
宮野さん 原音がロシアなまりなので、英語が片言っぽいしゃべり方らしいんです。なので、日本語で吹き替えする時にもなるべくその雰囲気がせりふ回しで出せるようにと、監督と相談しながらやっていきました。
――最後に「ペット2」の魅力や見どころを教えてください。
宮野さん 「ペット」シリーズは共感性がとても強い作品だと思います。実は留守中にペットがこういうことをしていたのかもしれない、こういうことを考えていたのかもしれないということがテーマになっていて、それがファンタジーとして描かれています。見ていると、「本当にペットたちがこうあってほしいな」という希望にも変わる。それがこの作品が愛される要因なのかなと思います。
今回の「ペット2」では、物語の広がり方が変化、進化しているなと思います。それぞれのペットたちの物語が軸になって進んでいくんですけど、それは前作で個性が確固たるものになっていないと、できない手法だと思うんです。そういう意味で、前作から進化、変化しているのですが、「ペット2」は「変化を恐れないで」ということも最後に伝えてくれます。
取材中も2人は息ぴったりで、笑いを交えながら質問に応じる様子からはその絆の深さが伝わってきた。「ペット2」では前作からの進化はもちろん、宮野さんと高木さんの関係性が作り出した掛け合いにも注目したい。
※注:高木俊さんの「高」ははしごだか。
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