倉科カナ:乱歩モチーフ舞台で悪女に 朝ドラ以来のプレッシャー「おののいた」

舞台「お勢、断行」に出演する上白石萌歌さん(左)と倉科カナさん(中央)、演出家の倉持裕さん
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舞台「お勢、断行」に出演する上白石萌歌さん(左)と倉科カナさん(中央)、演出家の倉持裕さん

 女優の倉科カナさんが、東京・世田谷パブリックシアターで2020年2~3月に上演される舞台「お勢、断行」に出演することが7月31日、分かった。映画「十二人の死にたい子どもたち」で脚本を手掛けた劇作家の倉持裕さんが、江戸川乱歩作品の美意識やユーモラスでミステリアスな登場人物たちをモチーフに描いた新作現代劇で、倉科さんは主人公の悪女・お勢を演じる。

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 倉科さんは「私自身、舞台が大好きですし、率直な感想は、おののきました。こんなプレッシャーは朝ドラの合格発表を聞いた時以来です」と明かす。演じるお勢は「少女のような無垢(むく)な怖さと色気のあるキャラクター」で、「女性の満ち足りなさ、与えられても足りない、その虚無感。倉持さんがどう作られるのか楽しみです」と期待している。

 共演は上白石萌歌さん、江口のりこさん、大空ゆうひさん、正名僕蔵さん、梶原善さんら。上白石さんは「以前から倉持さんの作品が好きでした。奇妙な冷たさのようなものの中に熱を感じたり、巧妙な笑いがあったり。どの作品にも倉持さん特有の言葉の魔法のようなものを感じます。いつかご一緒したいとひそかに願った夢がこんなにも早くかなってうれしいです」とコメントを寄せている。

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