松坂桃李:アニメ「HELLO WORLD」の演技指導でエヴァ? 伊藤智彦監督に「初号機が胸を貫かれた時のように…」

劇場版アニメ「HELLO WORLD」のプロジェクト始動イベントに登場した松坂桃李さん
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劇場版アニメ「HELLO WORLD」のプロジェクト始動イベントに登場した松坂桃李さん

 アニメ「ソードアート・オンライン(SAO)」「僕だけがいない街」などの伊藤智彦監督が手がけるオリジナル劇場版アニメ「HELLO WORLD」(9月20日公開)のプロジェクト始動イベントが8月8日、東京都内で行われ、声優を務める松坂桃李さんが登場した。松坂さんと伊藤監督は、ともに人気アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズが好きで、意気投合したといい、松坂さんが演じるカタガキナオミが叫ぶシーンのアフレコで、「監督に『エヴァンゲリオンの初号機が胸を貫かれた時があるじゃないですか。あの時の碇シンジの感じです』と言われた。そういう共通認識を持ちながらやることができた」と笑顔で明かした。

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 伊藤監督は、松坂さんが日本語吹き替え版に声優として出演した映画「パディントン」での演技を見て、オファーをしたといい、松坂さんは「監督にお手紙をいただいたんです」と明かした。伊藤監督は「ラブレターを書いたのなんて、松坂さんが初めて」と話し、笑いを誘っていた。イベントには、声優として出演する北村匠海さん、浜辺美波さん、主題歌を担当する「OKAMOTO’S」「Official髭男dism」「Nulbarich(ナルバリッチ)」も登場した。この日、会場には天井高7.5メートル、幅25メートルに投影可能なプロジェクターが登場し、アニメのスペシャル映像が公開された。

 「HELLO WORLD」は、「正解するカド」などの野崎まどさんが脚本、「けいおん!」などの堀口悠紀子さんがキャラクターデザインを担当し、「楽園追放 -Expelled from Paradise-」などのグラフィニカが製作。松坂さんが演じるカタガキナオミは10年後の未来からやってきた人物で、北村さんが高校生の主人公・堅書直実、浜辺さんがヒロイン・一行瑠璃(いちぎょう・るり)を演じる。

 物語の舞台は2027年の京都で、内気な男子高校生・直実の前に、10年後の未来から来た自分を名乗る青年・ナオミが突然現れる。ナオミによれば、瑠璃は直実と結ばれるが、その後事故によって命を落としてしまうという。直実は、瑠璃に迫る運命、ナオミの真の目的、現実世界に隠された秘密を知ることになる……という展開。

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