コミケ96:令和初のコミケは過去最高の73万人 最終日は20万人来場

東京ビッグサイト(東京都江東区)などで開かれた「コミックマーケット96」
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東京ビッグサイト(東京都江東区)などで開かれた「コミックマーケット96」

 日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)96」の最終日となる4日目が8月12日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれ、来場者数は約20万人を記録。今回は4日間の開催となったが、昨年夏の「コミケ94」の53万人(3日間)や、それまでの最高記録だった2013年夏の「コミケ84」の59万人(3日間)を大きく上回り、期間中の合計で初めて70万の大台を超えて、過去最高となる73万人の来場者を記録した。

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 コミケは、1975年に始まったマンガや小説、ゲーム、音楽などの同人誌の即売会で、現在は夏と冬の年2回開催されている。

 今回のコミケ96では、2020年夏の東京五輪に向けた工事のため、東京ビッグサイトの東展示棟が使えず、南展示棟が新設されたものの、一日ごとに配置できるサークルスペースが従来の約75%になった。これに伴い、今回のコミケ96、12月28~31日のコミケ97、2020年5月2~5日のコミケ98は、4日間にわたって東京ビッグサイトの西展示棟と南展示棟、そして東京ビッグサイトから約1.5キロ離れた青海展示棟で開催される。同じ敷地内ではない二つの離れた地区でコミケが開催されるのは、今回のコミケ96が初めて。なお、これまでのコミケで使用されていた東展示棟は、入り口にシャッターが下ろされ、入れないようになっていた。

 また、これまで一般参加者は無料で入場できたが、今回のコミケ96では有料のリストバンドが必要に。リストバンドは、冊子版カタログ(書店販売価格2500円、当日販売価格2000円)に4日分が付属。また、アニメイト、コミックとらのあな、メロンブックスなどでも一日分540円で販売。当日も500円で販売された。

 最終日は、人気の「東方Project」、同人ソフトやコスプレなどの同人誌が並んだ。企業ブースは、アニプレックスやKADOKAWAなどのエンタメ系企業に加え、郵便局なども出展している。

 次回の「コミックマーケット97」は12月28~31日、今回と同じ東京ビッグサイトの西展示棟・南展示棟(サークル)、青海展示棟(企業ブース)で開催される。

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