劇場版アニメ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズに登場した刀剣を刀匠が再現し展示する展覧会「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」の約6年ぶりとなる東京凱旋(がいせん)展「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展+EVANGELION ARTWORK SELECTION」が、8月30日に新宿高島屋(東京都渋谷区)でスタートした。同展では、全国を巡回する展覧会「エヴァンゲリオン展」の中から貴重な原画約200点を「EVANGELION ARTWORK SELECTION」と題して特別展示。2020年6月公開予定の劇場版新作「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の原画や設定資料も展示されている。9月9日まで。
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同展は、マゴロクソードやロンギヌスの槍(やり)、カウンターソードなど劇中に登場した刀剣を再現した展示のほか、レイ、アスカ、カヲルなど人気キャラクターやエヴァンゲリオン初号機などからインスピレーションを受けたオリジナルの刀を展示。また、エヴァンゲリオンのメカニックデザイナーである山下いくとさんと、刀匠・宮入小左衛門行平さんがコラボし、山下さんが描き下ろしたデザインの「刀野薙(なたやなぎ)」を宮入さんが仕上げた作品も展示している。
会場では、入り口でエヴァンゲリオン初号機が“出迎え”る。展示されているロンギヌスの槍は、全長332センチ、総重量22.2キロ。「エヴァンゲリオンが保持してもその全高より巨大なスケールを、人間ベースで再現」しているという。「EVANGELION ARTWORK SELECTION」スペースでは、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」「:破」「:Q」3作品のキャラクター、美術背景、メカニックなどの設定資料を展示している。日本刀の製作工程や刀剣の歴史なども展示されている。
「エヴァンゲリオン」は庵野秀明さんが監督を務めた人気SFアニメ。第3新東京市を舞台に、主人公・碇シンジたちが人型決戦兵器エヴァンゲリオンで、謎の敵“使徒”と戦う……というストーリー。テレビアニメや劇場版アニメが制作され社会現象を巻き起こした。
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