吉岡里帆:R15指定の“攻め描写”に自信 「全員がむき出しになった」

映画「見えない目撃者」の初日舞台あいさつに登場した吉岡里帆さん
1 / 15
映画「見えない目撃者」の初日舞台あいさつに登場した吉岡里帆さん

 女優の吉岡里帆さんが9月20日、東京都内で行われた主演映画「見えない目撃者」(森淳一監督)の初日舞台あいさつに登場。「満席になっている会場を見て、うれしくて目頭に来るものがある」と感無量の面持ちを見せ、「全員がむき出しになって、振り絞るようにこの作品に携わったと自信を持ってお伝えできる」と完成作に胸を張った。

ウナギノボリ

 目の見えない元警察官の女性が、猟奇殺人犯に立ち向かう姿を描く今作。濃密なスリルを攻めた描写と共に映し出していることから、R15指定作品となり、吉岡さんは「今の時代、テレビだと放送できないだろうなと思いますし、だからこそ、映画館に来ていただいた皆さんに『映画館に来てよかった』と思ってもらえる、パワーのある映画になった」と力強くアピール。アクションシーンのために「そんなに筋肉がなかったので、筋肉をつけた方がいいなと思って、ジムにも行きました」と体づくりに励んだことも明かしていた。

 舞台あいさつには、高杉真宙さん、浅香航大さん、田口トモロヲさん、森監督も出席。司会から「この映画で“攻めたな”と思うことはある?」と聞かれると、高杉さんは「この映画に挑戦できたこと」と告白し、「脚本を読ませていただいたときから、攻めた作品だなと思っていた。完成作を見て、改めて『こんなふうにできたんだ』と攻め加減にびっくりした」とコメント。浅香さんも「最後の20分は、かなり攻めているなと感じた。無音のシーンが続くんですが、せき一つできないくらい、緊迫感がずっと続く。内容を知っていながら見ても、終わったときにTシャツが汗でぬれているくらいの、攻めの映画」と驚きと共に語っていた。

 「見えない目撃者」は、韓国映画「BLIND(ブラインド)」(2011年)を、日本の文化や時代性を生かして大胆に脚色した作品。事故で視力と弟を失った元警察官のなつめ(吉岡さん)が、たまたま遭遇した車の接触事故から大きな事件を察知。現場に居合わせた高校生・春馬(高杉さん)と共に事件を調べる中で、女子高生を狙った猟奇殺人鬼の存在が浮かび上がる……というストーリー。

写真を見る全 15 枚

映画 最新記事