女優の吉岡里帆さんが9月27日、東京都内で行われた主演映画「見えない目撃者」(森淳一監督)の大ヒット御礼舞台あいさつに、共演の高杉真宙さん、浅香航大さんらと登場した。映画にちなみ、高校時代の自分に言いたい言葉として「思春期の体格差をナメるな」と話した浅香さんは、「若気の至りですよ。高校1年生のころに先輩にケンカを売られて、買ったところ、ボコボコにぶっ飛ばされた(笑い)」と説明。それを聞いた高杉さんが「経験がないから分からないけど、今後の(参考にしよう)……」と話すと、吉岡さんは、「高杉さんはけんかしないで。きれいな顔は絶対誰も傷つけないでほしい」とくぎを刺していた。
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今作の反響について吉岡さんは、「(地元の)京都に舞台あいさつに行ったとき、家族や友達、小学校の時からの書道教室の先生まで来てくださり、みんな『本当に面白かった』『(これまでの作品の中で)ずば抜けて面白かった』と言ってくれた。身近な人に言ってもらうのは、また違ううれしさがあります」と喜びを語った。自身の家族からは、「あまりに危険な展開で、スリリング過ぎて、『もうそれ以上踏み込まないでって何回も思った』と言っていました」と身内ならではの吉岡さんの身を案じる反応だったことを明かした。
また、同じく地元・福岡でのイベントの様子を振り返った高杉さんは「家族が見に来てくれて、いつも(出演作を)見てくれていると思うんですけど、毎回、感想を言ってくれない。今回珍しく感想を言ってくれてうれしかった」と喜ぶも、ずっと吉岡さんのことを褒めていて、僕のことを一つも言われなかった。『(吉岡さんに)伝えて』と言われたことをメモして裏で伝えました」と不満そうに語った。
映画は、韓国で大ヒットとなった2011年公開の映画「BLIND(ブラインド)」が原作で、森監督と脚本の藤井清美さんが原作を大胆に脚色。警察学校卒業式の夜に起きた事故で視力を失った上、弟を亡くしたなつめ(吉岡さん)は、ある日、車の接触事故の現場に居合わせる。事故現場で、助けを求める少女の声を聞いたなつめは、誘拐事件の可能性を感じる。やがて、なつめは車との接触事故に巻き込まれた“もう一人の目撃者”春馬(高杉さん)と、“救さま”と呼ばれる謎に包まれた猟奇殺人犯に立ち向かっていく……というストーリー。
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