池松壮亮:「宮本から君へ」で「俺」多用 「こんなに使うのは宮本かローランドぐらい」 エレカシ宮本浩次のサプライズ登場も

映画「宮本から君へ」の公開記念舞台あいさつの様子
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映画「宮本から君へ」の公開記念舞台あいさつの様子

 俳優の池松壮亮さんが9月28日、東京都内で行われた主演映画「宮本から君へ」(真利子哲也監督)の公開記念舞台あいさつに登場した。主人公・宮本浩を演じた池松さんは、映画で「『俺』という主語をたくさん使った。こんなに使うのは、宮本かローランドぐらい」と、カリスマホストのROLAND(ローランド)さんを挙げて話し、笑いを誘った。

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 舞台あいさつには、共演の蒼井優さん、一ノ瀬ワタルさん、真利子監督、原作者の新井英樹さんが出席。また、主題歌を担当したロックバンド「エレファントカシマシ」の宮本浩次さんがサプライズ登場した。宮本さんは、池松さんらにバラの花を渡して公開を祝福。池松さんは「とても驚きました」と笑顔を見せ、「主題歌が映画のレベルをものすごく上げてくれた。感謝しかないです」と思いを語った。

 イベントでは、本作で「初めて○○したエピソード」という話題になり、蒼井さんは「初めて週休6日で撮影したいと思った」と回答。「これまでは馬車馬のように働いて、パンチドランカー的に仕事をするのが好きなタイプだった。今回の撮影は3日目で映画1本分の気力と体力を使った。ペース配分間違えたなと……」と明かした。

 最後のあいさつで池松さんは、「ずっと宮本と対峙(たいじ)してきた。宮本は手ごわい人で、今日の今日まで宮本に試されているような気分だった」と振り返り、「新しい時代に強く生きていかなければいけないということを、自分は言えないけれど、宮本だったら言ってくれる」と語っていた。

 「宮本から君へ」は、1990年代前半に多くの若者を魅了した新井さんの人気マンガが原作。文具メーカー「マルキタ」の新人社員で、恋と仕事に不器用な宮本浩が、営業マンとして、人間として成長していく青春ストーリー。2018年4月期にテレビ東京で放送されたドラマ版では、宮本が営業マンとして奮闘する姿に焦点を置いたサラリーマン編が描かれた。映画は、宮本とヒロインの中野靖子(蒼井さん)を中心としたストーリーで、2人が“究極の愛の試練”を克服していく姿が描かれる。

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